タマリクス・テトランドラ |
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【タマリクスについて】 |
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タマリクスは、ギョリュウ科ギョリュウ属のことですが、本来、単にギョリュウと言えば中国産のタマリクス・シネンシスを指します。また、単にタマリクスという場合は、バルカン半島、西アジア原産のタマリクス・テトランドラ(Tamarix tetrandra)を指す場合が多いようですので、ここではテトランドラを取り上げています。なお、テトランドラは、ヨーロッパギョリュウとも呼ばれます。 テトランドラの葉は針葉状で、花は長い枝の先にたくさん咲いて美しく、なかなか魅力があります。前年に伸びた枝に咲く旧枝咲きで、ギョリュウよりは早く4月には開花します。 なお、最近は、花がピンクのラモシッシマ(T. ramosissima )の‘ピンクカスケード’がよく出回っていて、ギョリュウと呼ばれることがあります。こちらは、その年に伸びた新枝に花が咲きます。 【栽培メモ】 暑さ寒さに強く、丈夫で毎年花が咲きます。枝がよく伸びるので、花後の剪定が欠かせません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【タマリクスの概要】 |
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樹高 放任すると、2〜3m程度にはなります。 花 比較的小さいうちから花を付けます。花色は桃色で美しい色合です。 新しい枝に花が咲きますが、ギョリュウよりも枝がよく伸びますので、枝全体に花が咲いたところは格別美しいです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり丈夫です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Tamarix・・・・・自生地であるピレネー地方の tamaris 川に因んだ古ラテン名です。 tetrandra・・・・・「4雄ずい(=おしべ)の」 |
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【主な種類と品種】 |
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ギョリュウ属の仲間は、こちらをごらんください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花後、早めに伸びすぎた枝を剪定します。 植え付け 植え付けの時期は、春、秋いずれでもかまいません。土質は特に選びません。普通の庭土でもよく育ちます。木がかなり大きくなりますので、鉢植えには適していません。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付け後はたっぷりと水やりし、風で木がぐらつかないように支柱を立てておきます。 植え場所 土質は特に問いません。日当たりがよければ問題なく育ちます。 剪定 枝がギョリュウよりもよく伸びるので、樹形を整えるうえで剪定は欠かせません。 旧枝咲きですので、遅くなって剪定すると花が咲かないことがあります。花後、早めに伸びすぎた枝を剪定します。切るところは、樹形にあわせて任意の位置でかまいません。 肥料 もともと丈夫で枝の伸びもよいので、極端なやせ地でなければ施肥は特に必要ありません。 病気・害虫 特にありませんが、元気だった木が急に枯れ込みました。原因はよくわかりません。 |
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