ダリア(実生系) |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【ダリア(実生系)について】 |
||||||||||||||||
ダリアと言えば、春植え球根の代表的なものですが、タネから育てられるものもあります。ここでは、それらのダリアについて取り上げています。その代表的な品種は‘ハーレクイン’ですが、そのほかにもいくつかの品種のタネが販売されています。 タネを播いて育ったものは、球根を作りますので、次の年は球根から育てることができます。 【栽培メモ】 タネを播く時期が遅くなると、あまり結果がよくありませんでしたが、2015年には、無加温のビニールハウスに播いて早く苗を育てたところ、梅雨時にもかかわらず、期待どおりの花が咲いてくれました。 なお、実生系のダリアも翌年から球根をつくりますが、栽培したところでは、‘ハーレクイン'は、今ひとつでしたが、‘オペラミックス'は、よい球根がたくさんできました。栽培した場所が違いましたので、そのせいかもしれません。 上から2枚目の写真は、国華園から出ていた‘オペラミックス'を播いて、翌春、球根を植え替えたものですが、2年目の方がよく咲きました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【ダリア(実生系)の概要】 |
||||||||||||||||
草丈 【主な種類と品種】を参照してください。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 耐寒性・耐暑性
実生系のダリアも、栽培環境は普通のダリアと同様です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Dahlia・・・・・スウェーデンの A.Dahl への献名 hybrida・・・・・「雑種の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 花ガラをとって病気を防ぎ、株の負担を減らします。 タネまき ダリアの発芽温度は20〜25度と高いので早播きするときはフレームなどで播きます。一般には4月中旬になってからですが、遅くなると花が十分に咲かないうちに梅雨から夏になります。ハーレクインを3月中〜下旬に播きましたが、それでも、花がよく咲くようになったのは6月中旬ごろでした。もっとも、2年目以降も楽しめますので、あせる必要はないのかもしれません。 タネは育苗箱に播くか、ポットに直接播いてもかまいません。覆土は5mm程度にします。温度さえ確保できれば、ほとんど発芽しますので、たくさん苗が欲しい場合は、ポットに1粒ずつ播くようにします。 育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉が2〜3枚のころに、ポットや小鉢に植え替えます。 植え付け 花壇に植えるときは、前もって苦土石灰を1u当たり100gほど播いて、耕しておきます。 本葉が6〜7枚になって、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 株間 翌年も植えっぱなしで球根を育てる場合は、30〜40cmほどにします。球根を掘り上げて別の場所に植える予定なら25〜30cmほどにします。 60cmの標準のプランターの場合は、3株が目安です。なお、プランターで育てるなら、‘ハーレクイン’など草丈の低い品種がお勧めです。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは、日当たりと排水のよい場所に植えつけます。温暖地では、夏の西日が遮れる場所が最適です。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てますが、夏は半日陰に移動します。 日常の管理 花ガラをとって病気を防ぎ、株の負担を減らします。花弁が株にくっつくと見栄えが悪くなり、病気の原因にもなりかねません。 冬の管理 冬が近くなり、地上部が枯れるころには球根ができていますので、温暖地の場合、植えっぱなしにするときは、枯れた枝を切り取ってその上に土を20cmほどの厚さにかけておきます。寒さの厳しいところや、植え替えるときは、球根を掘り上げます。 休眠期の管理 掘り上げた球根は、軽く水洗いして、陰干しをして乾燥させます。その後、ダンボールなどに入れて、凍らない乾燥しにくいところで保管します。 私は、掘り上げたときは、ダンボールの中にバーミキュライトを入れ、その中に球根を入れて倉庫に置いてありましたが、特に問題はありませんでした。 鉢やプランターに植えている場合は、掘り上げずに暖かいところで春まで保管します。 肥料 花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50〜100gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。また、夏を除き、定期的に化成肥料を追肥します。 鉢やプランターで育てる場合は、元肥に加えて、夏場を除いて緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 フキノメイガの被害を受けることがあります。また、幼苗はナメクジの被害を受けることがあります。また、ウドンコ病が発生することがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |