タイタンビカス

タイタンビカスの花
写真 タイタンビカス
撮影時期 2014.7.11
栽培状況 庭植え

科名

アオイ科

属名

フヨウ属

学名

Hibiscus x Taitanbicus

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

7月〜10月

【タイタンビカスについて】

タイタンビカスは、赤塚植物園が育成したアメリカフヨウモミジアオイの交配選抜種です。耐暑性が強く、また、耐寒性もある大型の宿根草です。冬は地上部がなくなりますが、翌春には芽を出してきます。

葉はモミジアオイに似ていますが、花はアメリカフヨウのような花形の大きな花が咲きます。また、アメリカフヨウと同様の花色があります。

【栽培メモ】

庭植えにしていたところ、春の強風でせっかく伸びてきた茎が株元から折れたことがありました。株が大きくなりますので、早めに支柱をしておくべきでした。

【育て方は下へ ↓ 】

【タイタンビカスの概要】

草丈

非常に生育がよく、2m近くになります。

花は一日花ですが、15〜20cmほどの大きな花がたくさん咲きます。アメリカフヨウと同じような色合いの花色があります。

タイタンビカスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。ただし、冬には落葉して地上部は枯れ込みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Hibiscus・・・・・マロウ(アオイ)に似た植物のギリシャ語(ラテン語)の名前に因みます。

Taitanbicus・・・・・ギリシャ神話に登場する巨人のタイタンに因みます。

【主な種類と品種】

ブライトレッド、ピーチホワイトなどの品種が出回っています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりのよいところに植えつけます。

植え付け

秋又は春のいづれでも可能ですが、寒冷地は春の植え付けになろうかと思われます。株が大きくなりますので、鉢植えでは厳しく、やはり、庭植えで育てたいところです。

定植する際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

タイタンビカスの花

植え場所

日当たりのよいところに植えつけます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

植え替え

庭植えの場合は、4〜5年は植えっぱなしにできますが、それぐらい経ったら株分けを兼ねて植え替えをします。

鉢植えは、毎年植え替えます。

日常の管理

庭植えの場合は、ほとんど手間はかかりませんが、終わった花をこまめに取り除いておくと見栄えがよくなります。

花色にもよりますが、草丈が高くなる株は、強風で、長く伸びた茎が株元で折れることがありますので、支柱を立てておくと安心です。

冬の管理

晩秋になって落葉してきたら、地面から20〜30cmほど残して切り取ります。耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません。

肥料

生育が旺盛なので、元肥を十分に与え、生育期間中に定期的に化成肥料を与えます。また、花がひととおり終わったら、お礼肥を与えておきます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1か月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アブラムシやハマキムシが発生しますので、オルトラン粒剤を撒くておくと防除が楽になります。

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