タヒチアンハット

タヒチアンハットの花
写真 タヒチアンハット
撮影時期 2008.6.21
栽培状況 鉢植え

科名・属名

シソ科
カロミア属

園芸分類

常緑低木

別名

パープルチャイニーズハット

原産地

熱帯アフリカ

用途

鉢植え

花期

6〜8月

【タヒチアンハットについて】

タヒチアンハットは、熱帯アフリカ原産のシソ科カロミア属の落葉低木です。以前は、ホルムショルディア属とされていたことから、パープルチャイニーズハットとも呼ばれます。これは、チャイニーズハットに似た花の形からきています。

青紫の花よりも、ピンクのガクが花のように見えて、花が終わった後も長く残ることから、こちらの方が目立ちます。なお、チャイニーズハットは半つる性ですが、タヒチアンハットは半つる性ではありません。また、花期も早く、6月頃には開花株が園芸店やホームセンターに顔を出します。

【栽培メモ】

耐寒性は弱いものの、チャイニーズハット同様、丈夫で栽培は容易です。

【タヒチアンハットの概要】

テッテンシスの花

樹高

園芸店やホームセンターなどでは50〜60pほどの開花株が販売されていますが、現地では1〜2mほどになるようです。

紫というよりは青紫色というような花色です。花よりも大きなガクはピンク色をしていて、開花後も長く残ります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Karomia tettensis

学名の説明

Karomia・・・・・(※ 不詳)

tettensis・・・・・ モザンビークのテテ州の州都テテ(Tete)に因みます。

【主な種類と品種】

チャイニーズハットは、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 耐寒性が弱いので、冬は室内に取り込みます。

植え付け

耐寒性が弱いので鉢植えでの栽培になります。開花株を購入したときは、花後に切り戻しをして、あまり根鉢を崩さないようして、一回りか二回りほど大きい鉢に植え付けます。

テッテンシスの花

鉢植えの用土

赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、4〜5月ごろが適期です。

鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、少し多めに古い土を落として植え替えます。

日常の管理

夏場は、水切れを起こさないようにします。

剪定

テッテンシスは、6〜8月ごろに花が咲きますので、花後と春の植え替え時に切り戻しておきます。

冬の管理

耐寒性が弱いので、冬は室内に取り込みます。葉は落ちますが、春になって芽を吹きます。水やりは控えめにしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

肥料

4〜10月ごろにかけて定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

あまり被害を与えるようなものはありません。

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