タマクルマバソウ(玉車葉草) |
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【タマクルマバソウについて】 |
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タマクルマバソウ(玉車葉草)は、小アジアからコーカサスが原産のアカネ科クルマバソウ属の秋播き一年草です。「玉車葉草」と書きますが、その和名は、葉が輪生するところから付けられています。全体的に繊細な印象を持つ草花です。アスペルラとも呼ばれますが、この呼び名は属名からきています。 栽培はそれほど多くありませんが、プランターなどでも楽しめますし、花壇などにまとめて植えると花時には見映えがします。 なお、属名になっているクルマバソウ(Galium odoratum)は、本州や北海道、朝鮮半島などに分布していますが、今はクルマバソウ属からヤエムグラ属に移されています。 【栽培メモ】 発芽が少し難しいとしている記載もありますが、それほどでもなく、発芽後の育苗も容易で十分な苗が確保できました。また、耐寒性も強く、香南市野市町では珍しくマイナス4〜5度という日がありましたが庭に植えていた苗は平気でした。 なお、雨の続いたときに花壇に植えていた株の一部が枯れ込んでしまいましたので、過湿は苦手なようです。 |
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【タマクルマバソウの概要】 |
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草丈 30pほどです。 花 派手さはありませんが、青紫色の小さな花が花茎の先端に密集して咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、寒さの厳しい地域は霜除けが必要です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Asperula orientalis 学名の説明 Asperula・・・・・ asper(ざらざらした)の縮小形 orientalis・・・・・「東の」、「東方の」 |
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【主な種類と品種】 |
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クルマバソウ属の中で、園芸植物として一般に栽培されているのは本種のみです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 本格的な寒さが来る前にしっかりした株にしておくことが大切です。 タネまき 発芽適温は15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬に播きます。清潔な用土を入れた育苗箱かピートバンにタネが重ならないように播き、2mmほど覆土します。 本葉が3〜4枚のころポリポットに植え替えて苗を育てます。苗の生育は比較的早く、育苗は容易です。 植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。本格的な寒さが来る前にしっかりした株にしておくことが大切です。 花壇に植える場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、肥料も加えて庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。 過湿になると根腐れしやすいので、水はけをよくするため、少し高畝にしておくと安心です。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 花壇に植えるときは25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。水はけがよくないと根腐れする株が出てきます。 鉢やプランターに植えた場合も日当りのよいところで育てます。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、過湿になるとよく育ちませんので、やや乾燥気味に管理します。 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では霜除けは必要ありません。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に、有機質肥料を入れて庭土とよく混ぜて植え付けます。追肥はほとんど必要ありません。 鉢やプランターの場合は、植え付け時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に肥料分が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 過湿になると根腐れすることがあります。 |
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