センニンソウ(仙人草)

センニンソウの花
写真 センニンソウ
撮影時期 2015.7.28
撮影場所 野市町にて

科名・属名

キンポウゲ科
センニンソウ属

園芸分類

つる性半低木
(つる性多年草)

別名

(特にありません)

原産地

日本、朝鮮半島など

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜8月

【センニンソウについて】

センニンソウ(仙人草)は、日本や朝鮮半島などに自生するキンポウゲ科センニンソウ属のつる性半低木(多年草)です。学名からわかるようにクレマチスと同属です。

花が美しいので庭にも植えられますが、つるがよく伸びますので、周囲にあるほかの木に絡みついているところをよく見かけます。

名前は、果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことに由来しているようです。なお、センニンソウの茎や葉の切断面から出る汁液に触れると皮膚炎を起すとがありますので、剪定作業などをするときは注意が必要です。

【栽培メモ】

他の木に絡みついては困る思い、鉢植えにしてあんどん支柱に絡ませて育てていましたが、まずまずよく咲いていました。

【センニンソウの概要】

センニンソウの花

草丈

つる性で、曲がりくねった葉柄が周囲の植物などに取り付いて3〜4mほどに伸びます。

花弁4枚の小さな花が株を覆うように咲くので、満開時には大変美しいものです。よい香りを持っています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Clematis terniflora

学名の説明

Clematis・・・・・・ギリシャ語の clema(つる)の縮小形

terniflora・・・・・「三出の花の」

【主な種類と品種】

センニンソウの仲間には、キイセンニンソウ(C. uncinata var. ovatifolia)やボタンヅル(C. apiifolia)などがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏場の西日が長く当たるようなところは避けるようにします。

植え付け

秋又は春に植え付けます。庭植えの場合は、生育が旺盛なので、フェンスやアーチにからませます。また、鉢植えの場合は、支柱やトレリスに誘引します。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土を等量に混ぜたもの7に対し、腐葉土(又はバーク堆肥)3程度の割合に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

日当たりと風通しのよいところを好みますが、午前中日が当たるようなところでも問題ありません。庭に植える場合は、夏場の西日が長く当たるようなところは避けた方が賢明です。もっとも、あまり日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

センニンソウの花

鉢で育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて、鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

日常の管理

鉢植えは乾燥させすぎないように、鉢の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。

剪定

センニンソウは、その年に伸びる枝に花芽が着きますので、剪定は休眠期に行います。

肥料

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。庭植えの場合は、生育がよければ無肥料でもかまいません。施肥をするなら、冬に寒肥を株の周りに与えます。

病気・害虫

特にはありません。

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