セルリア

セルリアの花
写真 'プリティピンク'
撮影時期 2021.12.15
栽培状況 開花株購入

科名・属名

ヤマモガシ科
セルリア属

園芸分類

常緑低木

別名

ブラッシングブライド

原産地

南アフリカ
(オーストラリア)

用途

鉢植え

花期

12〜3月

【セルリアについて】

セルリアは、南アフリカケープ州原産のヤマモガシ科セルリア属の常緑低木です。原産地は南アフリカですが、オーストラリアで育種が進められたようです。現在、多く流通しているのはこの属のフロリダ(Serruria florida)という種類です。

花びらのように見えて人目を引くのは苞の部分で、花はその中にあります。耐寒性が弱く、夏の高温多湿にも弱いのでやや育てにくいですが、美しい花(苞)は長く楽しめますのでなかなか魅力があります。

【栽培メモ】

'プリティピンク' という品種の開花株を購入して鉢植えで育てました。開花期間が長く、開花したまま冬になってきましたので、玄関先に取りこみました。その後は、冬の間も咲き続け、葉を落とすことはありません。ですので、耐寒性は弱いものの、極端に弱いということはありません。

しかし、夏が近づいて気温が高くなるにつれて元気がなくなってしまいました。最近の夏の暑さは堪えるようで、残念ながら夏を越すことはできませんでした。

【セルリアの概要】

セルリアの花

樹高

1.5mほどになるようです。ただし、鉢植えでは切り戻しをして育てますので、通常の栽培ではそこまで高くなることはありません。

花びらのように見えるのは苞で、花は中心部になります。苞は、白やピンクがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は0℃と言われています。また、夏の高温多湿が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Serruria florida

学名の説明

Serruria・・・・・18世紀初頭のオランダ植物学者 James Serrurier への献名

florida・・・・・「花が満開の」

【主な種類と品種】

'プリティピンク' という品種が販売されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ やや乾燥気味に管理します。

植え付け

耐寒性が弱く、また、夏の高温多湿を嫌いますので、鉢植えで育てます。購入した開花株が根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を好みますので、鹿沼土、ピートモス、パーライトを6:2:2程度に混ぜた用土などが一例です。

セルリアの花

置き場所

春と秋は日当たりのよいところで育てますが、冬は室内で、夏場は涼しいところに置きます。

植え替え

2年に1回を目安に、花後に植え替えをします。

日常の管理

多湿を嫌いますので、やや乾燥気味にして管理します。また、梅雨時など、長雨には当てないようにします。

花が終わったら、全体を二分の一程度に切り戻しておきます。

夏の管理

高温多湿を嫌いますので、直射日光を避け、風通しのよい涼しいところで管理します。

冬の管理

耐寒性が弱いことと開花時期に重なりますので、室内に取りこみます。

肥料

多肥にする必要はありません。春と秋に緩効性の固形肥料を少なめに与えます。なお、リン酸分の多い肥料はよくないとされています。

病気・害虫

特にはないようですが、過湿になると枯れることがあります。

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