セラスチウム |
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【セラスチウムについて】 |
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セラスチウムというのはミミナグサ属のことで、ケラスチウムとも呼ばれます。この属の中ではミミナグサ(Cerastium holosteoides)やヨーロッパ原産のオランダミミナグサ(C. glomeratum)が道端や空き地に生えていますが、園芸として栽培されるのは、ここで取り上げているシロミミナグサ(C. tomentosum)です。 本来は宿根草ですが自生地がヨーロッパの高山地帯で耐暑性が弱く、温暖地では夏越しが難しいことから、秋播き一年草の扱いになります。 株全体が白い毛で覆われた銀葉のきれいな葉をもっています。また、春から初夏にかけて小さな白花がたくさん咲きます。 【栽培メモ】 秋まきにして、12月に花壇に植えて冬場は不織布でトンネルをして育てましたが、4月になってとてもよく咲いてくれました。 なお、耐暑性は弱く、日当たりのよいところに植えてあったため、夏には枯れてしまいました。 |
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【セラスチウムの概要】 |
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![]() 草丈 20cm程度の高さになり、横にマット状に拡がります。株全体が白い毛で覆われているので涼しげな感じを受けます。 花 花径2pほどの5弁の白花が、株を覆うように咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が強く露地で越冬しますが、夏の高温多湿が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Cerastium tomentosum 学名の説明 Cerastium・・・・・ギリシャ語のcerastes(角状の)に由来します。 tomentosum・・・・・「ビロード毛のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないように注意します。 ※ 花が終わったら、株が蒸れて傷まないように刈り込んでおきます。 タネまき 発芽適温が15〜20度ほどですので、9月下旬〜10月中旬に播きます。箱播きにして、覆土は2ミリほどにします。 発芽後、本葉が3〜4枚のころに、2.5号のポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け 苗の生育がゆっくりでので、秋まきにした場合、通常の栽培では花を楽しむところまで育ちにくいと言えます。ですので、寒さには強いですが、関東以西の温暖地で年内に花壇に定植する場合は、不織布でトンネルをして育てると春によく咲いてくれます。 その他の地域では、フレームやビニールハウスの中で苗を育て、春になってから花壇に定植する方がよいように思われます。 花壇に植え付ける際は、腐葉土もしくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料と一緒に庭土を深さ30cmほど耕しておきます。植え付けの際に摘芯をすると、わき芽が出てまとまった株になります。 鉢やプランターで育てる場合は、12月ごろには園芸店やホームセンターに苗が出てくることがありますので、これを何株か買ってきて植え付けるのが簡単です。1株でもかなり横に広がります。 ![]() 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 思ったよりも株が大きくなりますので25〜30pほどの間隔を取ります。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、午後は日陰になるようなところが適しています。特に、夏の西日が当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターに植えた場合は、秋から春は日当たりのよいところで、夏場は半日陰に置いて育てます。 ただし、いずれの場合も、温暖地では夏越しは難しいと言えます。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないように注意します。 花が終わったら、株が蒸れて傷まないように刈り込んでおきます。 冬の管理 耐寒性が強く温暖地では戸外で冬を越します。ただし、タネを播いて育てた苗を年内に花壇に定植したときは、不織布でトンネルをして育てると春までに充実した株になります。 鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。 肥料 やせ地でもよく育つ丈夫な宿根草なので、肥料はあまり必要としません。花壇に植えるときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を少量与える程度にします。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2回ほど与えます。 病気・害虫 それほどの被害を与えるものはないようです。 |
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