スネールフラワー

スネールフラワーの花
写真 スネールフラワー
撮影時期 2022.9.10
栽培状況 庭植え

科名

マメ科

属名

ササゲ属

学名

Vigna caracalla

園芸分類

つる性多年草

別名

ブルースイートピー

原産地

南米

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜10月

【スネールフラワーについて】

スネールフラワーは、南アメリカの熱帯地域原産のマメ科ササゲ属のつる性の多年草です。本来は多年草ですが耐寒性が弱いので、庭植えの場合は一年草扱いになります。スネールというのはカタツムリのことですが、つぼみの形が似ていることに由来します。英名をコルクスクリューフラワー(コルク栓抜きの花)と言いますが、花がコルク栓抜きを連想させることに由来します。

つるの伸びが旺盛ですので、その特性を生かして緑のカーテンなどに利用されます。また、10号以上の大きなの鉢を使えばあんどん仕立てにして楽しむことができます。

【栽培メモ】

購入した苗を庭に植えて、ネットに這わせて育ててみました。早くから次々と葉腋に花が咲きますので、摘芯をしていけば茎の伸びはそれほどではありません。

ただし、葉の食害に気が付くのが遅れて、かなり葉を食べられました。オルトラン粒剤を撒いておくか、早めの薬剤散布が大切です。

【育て方は下へ ↓ 】

【スネールフラワーの概要】

草丈

つる性で4〜5mほどに伸びます。

伸びていく茎の葉腋に次々と花が咲きます。咲き始めは白く、次第に淡い紫色の色づきます。

スネールフラワーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性は弱く、霜に当たると枯れてしまいます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Vigna・・・・・17世イタリアの植物学者 Dominico Vigna への献名

caracalla・・・・・ベネズエラの首都のカラカスに由来します。(異説があります。)

【主な種類と品種】

野菜のササゲ(V. unguiculata)やアズキ(V. angularis)などが同じ属になります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ あまり分枝しませんので、早めに摘芯をします。

※ 葉の食害に注意します。

植え付け

耐寒性が弱いので5月頃が植え付けの適期です。大きく伸ばしてたくさん花を咲かせるなら庭植えにしますが、10号以上の大きな鉢を使えば、鉢植えで育てることができます。

庭植えにする場合、3〜4号の小さなポット苗を購入したとき場合で、まずは6号程度の鉢に植えて株を充実させてから定植すると安全です。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

スネールフラワーの花

植え場所・置き場所

庭植えでも鉢植えで育てる場合も、日当たりのよいところで育てます。

植え替え

鉢植えにして冬を越した場合は、4〜5月頃に植え替えをします。

日常の管理

庭植えの場合は、ネットやフェンスに誘引していきます。鉢植えは、あんどん仕立てにしてつるを誘引していきます。

あまり分枝しませんので、早めに摘芯をします。また、鉢植えの場合は、水切れさせないようにします。

冬の管理

耐寒性が弱く霜に当たると枯れてしまいますが、鉢植えは室内に取りこめば冬を越せます。取りこむ前に思い切って切り戻しておきます。

肥料

鉢植えは、植え付けの際に緩効性の化成肥料を用土に混ぜて植え付け、後は追肥として緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

庭植えの場合は、肥料はさほど必要ありません。多肥にするとつるが伸びすぎて花つきが悪くなります。

病気・害虫

葉の食害を受けやすいので、見つけたら早めに薬剤を散布しておきます。また、カイガラムシが発生することがあります。

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