スファラルセア

スファラルセアの花
写真 ’パールピンク’
撮影時期 2015.4.26
栽培状況 庭植え

科名

アオイ科

属名

スファラルセア属

学名

Sphaeralcea ambigua

園芸分類

宿根草

別名

スファエラルセア

原産地

北アメリカ

主な用途

鉢植え、庭植え

花期

4月〜11月

【スファラルセアについて】

スファラルセアは、北アメリカ原産のアオイ科スファラルセア属の宿根草です。名前は、学名をカタカナにしたもので、スファエラルセアとも呼びます。種苗会社のカタログに顔を出すことも少なく、栽培される機会は多くありませんが、「おぎはら植物園」のカタログに載っていました。

アオイ科の植物としては、花は小輪ですが花付きがよく賑やかに咲いてくれます。ほふく性で株はあまり上には伸びず、横に広がっていきます。

【栽培メモ】

庭に植えて育てましたが、耐寒性、耐暑性もあり丈夫で育てやすかったです。植えて3年目になると枝がどんどんと伸びて、広いスペースを占めるようになりました。ですので、グランドカバーとしての利用も考えられます。

【育て方は下へ ↓ 】

【スファラルセアの概要】

草丈

30〜40cmほどで、ほふく性です。葉色はシルバーがかっています。

アオイ科の植物としては花は小さく、花径2cmほどです。花色は、レッドやピンク、淡いブルーなどがあります。

スファラルセアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり、庭植えができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Sphaeralcea・・・・・ギリシャ語の sphere(球)+ alkea(アオイ科の植物)が語源です。

ambigua・・・・・「あいまいな」、「不明瞭な」

【主な種類と品種】

‘コクシネア’

赤い花が咲きます。

‘ホープレイズラベンダー’

淡いブルーの花です。

‘パールピンク’

アプリコットの入ったピンクの花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 枝がよく伸びますので、伸びすぎた枝は適宜に切り戻しをします。

※ また、花後に、全体を切り詰めておきます。

植え付け

春又は秋に植えつけます。枝が相当広く伸びますので、鉢植えにする場合は、丸型で径の大きな浅底のプランターが適しています。

花壇に植えつけるときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

スファラルセアの花

植え場所

日当たりと水はけがよいところであれば、土質は特に選びません。プランターも日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

枝がよく伸びますので、伸びすぎた枝は適宜に切り戻しをします。また、花後に、全体を切り詰めておきます。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

冬の管理

冬がきたら、全体を思い切って切り戻しておきます。

耐寒性が強いので、戸外で冬を越しますが、プランターは軒下に移し水やりは少なくします。

肥料

花壇に植えた場合は、やせ地でなければ肥料を与えなくてもよく育ちます。

プランターに植えたときは、花期が長いので成育期間中、1〜2ヶ月に1回程度緩効性の固形肥料を与えるか、液肥を定期的に与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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