ストロビランテス

ストロビランテスの花
写真 'ブルネッティ'
撮影時期 2020.1.20
栽培状況 鉢植え

科名

キツネノマゴ科

属名

イセハナビ属

学名

Strobilanthes anisophyllus

園芸分類

常緑小低木

別名

ストロビランセス

原産地

インドのアッサム地方

主な用途

鉢植え

花期

2〜3月

【ストロビランテスについて】

ストロビランテス・アニソフィルスは、インドのアッサム地方原産のキツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木です。樹勢が強く、庭植えにできれば1.5mほどの大きな株になるようです。ただし、耐寒性が弱く、鉢植えでの栽培になりますので、そこまで大きくはなりません。

'ブルネッティ' という品種が流通していますが、本種の花色は淡紫色というような色合いで、室内に取り込めば、特に暖房をしなくても1月になると咲き始めます。

なお、この属の中で他に流通しているのは、観葉植物として栽培されるウラムラサキがあります。

【栽培メモ】

このアニソフィルスは、ずいぶん昔に園芸店で見て以来、すっかり見かけなくなっていましたが、2017年の春にホームセンターで売られていたのを見つけて購入し、鉢植えで育ててみました。

8号の鉢に植えて庭に置いてあったところ、いつの間にか、鉢から根が土の中に伸びて大きな株になってしまいました。そこで、10号の大きな鉢に植え替えて、冬は室内に入れていたところ、1月には株いっぱいによく咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ストロビランテス・アニソフィルスの概要】

樹高

現地では1.5mほどになるようですが、鉢植えにすると70〜80pほどになります。園芸店などでは40〜50pほどのものが売られています。

花径2〜3pほどの淡紫色の花が枝いっぱいにたくさん咲きます。

ストロビランテスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが耐寒性がありませんので、庭植えはできません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Strobilanthes・・・・・ギリシャ語の strobilos(球果)+ anthos(花)が語源です。

anisophyllus・・・・・ギリシャ語の aniso(不等の、不同の)+ phyllon(葉)が語源で、「葉の形が異なった」という意味です。

【主な種類と品種】

'ブルネッティ'('Brunetthy')という品種が出ていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 根がよく張りますので、毎年植え替えるようにします。

植え付け

春に苗木が売られています。また、2〜3月頃に園芸店やホームセンターなどに開花株、あるいは開花間近の株が出ていることがありますので、これを買って育てます。耐寒性がないので、通常は、鉢での栽培になります。

小さい鉢に植えられていることが多いですが、生育が旺盛ですので根鉢をあまり崩さないようにして、二回りほど大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を7対3程度に混ぜた用土などを使います。

ストロビランテスの花

置き場所

秋から春は日当たりのよい場所に、夏は半日陰に置きます。

植え替え

根がよく張りますので、毎年植え替えるようにします。時期は、剪定を兼ねて4月が適当です。

鉢から抜いて、表土と根鉢の周囲の古い土を適宜に落とし、伸びすぎた根も切り戻して、一回り大きい鉢に植え替えます。

剪定

樹勢が強いので、剪定をして育てる必要があります。

その年に伸びた枝に花芽がつきますので、花後の4月頃に植え替えと同時に行います。

夏の管理

夏の直射日光に当てると葉焼けすることがありますので、半日陰に置きます。

乾燥させすぎると株が弱りますので、水やりを忘れないようにします。

冬の管理

耐寒性がないので、晩秋に葉が紅葉してきたら室内に取り込み、日当たりのよい場所に置いて育てます。

冬に花が咲きますので乾燥させすぎないようにしますが、室内であれば十分に花を楽しめます。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。

肥料

春から秋口にかけて緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

カイガラムシがつくことがあります。

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