スパティフィラム

スパティフィラムの花
写真 スパティフィラム
撮影時期 2009.7.18
栽培状況 鉢植え

科名・属名

サトイモ科
ササウチワ属

園芸分類

多年草

別名

ササウチワ

原産地

熱帯アメリカ

用途

鉢植え

花期

5〜10月

【スパティフィラムについて】

スパティフィラムは、サトイモ科ササウチワ属の多年草で熱帯アメリカとマレーシアなどに36種ほどが自生しています。このうち、園芸植物として一般に栽培されているのは、熱帯アメリカ原産のフロリブンダム(S. floribundum)の園芸品種です。

花はミズバショウに似ていて、純白の花が夏の間よく咲き続けますし、艶のある濃緑の葉とあいまって人気があります。なお、熱帯生まれですが、直射日光を嫌うので、まちがって葉焼けさせないよう注意が必要です。

【栽培メモ】

耐寒性が弱いことから、冬の温度管理が悪ったため冬越しさせることはできませんでした。とはいえ、長い間楽しむことができました。

【スパティフィラムの概要】

スパティフィラムの花

草丈

30〜50pほどです。

花のように見えるのは苞です。清楚な感じで甘い香りがします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い(ただし、直射光を嫌います。)

耐寒温度は8度ほどです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(耐寒性が弱いので)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Spathiphyllum floribundum

学名の説明

Spathiphyllum・・・・・「へら形の葉」、「さじ形の葉」

floribundum・・・・・「花の多い」

【主な種類と品種】

‘メリー’あるいは‘センセーション’という品種が一般的ですが、花はいずれも白です。また、最近、コンパクトな‘ミニメリー’という品種も見かけます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 根の生育がよいので、できれば毎年植え替えます。

※ 夏は、明るい日陰に置いて直射光を避けるようにします。

植え付け

園芸店やホームセンターなどで初夏には売られていたように思います。通常は、これを買って育てますが、耐寒性が弱いことから鉢での栽培となります。

購入した株の鉢が小さいときは、根詰まりをしますので大きめの鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などを使います。

スパティフィラムの花

置き場所

直射光では日焼けするので、半日陰に置くようにします。ただし、あまり暗いところに置くと花が咲きません。

植え替え

根の生育がよいので、できれば毎年植え替えます。時期は5〜6月頃が適期です。

日常の管理

水分が好きな植物ですから、乾燥させ過ぎないように注意します。特に真夏は乾きが早いので注意します。

白い苞が変色し始めたら基から切り取ります。

夏の管理

明るい日陰に置いて直射光を避けるようにします。

冬の管理

室内の明るい場所に置きます。寒い冬の夜は窓際を避け、、室内に簡易温室を置いてその中に入れるなどの対策を取ります。水やりは控え、乾燥気味に管理します。

ふやし方

植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。

肥料

生育期間中に緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。また、ナメクジには専用の駆除剤を使います。

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