宿根アマ

宿根アマの花
写真 宿根アマ
撮影時期 2014.5.31
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネル)

科名

アマ科

属名

アマ属

学名

Linum perenne

園芸分類

宿根草

別名

ペレニアルフラックス

原産地

ヨーロッパ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【宿根アマについて】

宿根アマは、ヨーロッパ原産のアマ科アマ属の宿根草で、この属のベニバナアマなどと比較すると、繊細な印象を受けます。

「宿根」という名前がついていますが、温暖地の場合は夏の高温多湿で枯れてしまうことが多く、なかなか宿根するところまでいきません。寒冷地に向いた宿根草と言えます。

【栽培メモ】

秋にポリポットに直接播いて育てましたが、苗まで育てるのは比較的容易でした。本来、寒さには強いですが、冬場、トンネルをして栽培したところ、春にはそこそこ花を楽しむことができました。

もっとも、開花した株はほとんどの株が枯れてしまいました。このところの温暖化の影響で夏越しが難しくなっているのかもしれません。

春まきにして、夏を越せれば充実した株になってよく咲いてくれるのではないかと思い、挑戦していますが、なかなか思いどおりはいきません。

【育て方は下へ ↓ 】

【宿根アマの概要】

草丈

30〜40pほどになります。

花径3pほどの淡いブルーの花が咲きます。

宿根アマの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

耐寒性は強く問題ありませんが、高温多湿は苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Linum・・・・・lion(糸)が語源です。

perenne・・・・・「多年草の」

【主な種類と品種】

宿根アマとしてカタログに載っています。タネは国華園のカタログに出ていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 耐暑性がやや弱いので、夏場は涼しいところで育てます。

タネまき

9月下旬〜10月頃又は3月下旬〜4月ごろに播きます。移植を嫌いますので、ポリポットに直接播いて育てます。

発芽後、生育のよい苗を1本を残してあとは間引きします。生育はゆっくりですが、育苗はそれほど難しくありません。

植え付け

本葉が6〜7枚になり、ポリポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。

温暖地の春播きの場合は、ポットのまま夏を越し、秋になり涼しくなってから植え付けます。

花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を30gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

宿根アマの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂(パーライト)を7:2:1混ぜた用土が一例です。

株間

15cmほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、半日陰、あるいは、午後は日陰になるところに植えつけます。

鉢やプランターに植えた場合は、秋から春は日当たりのよいところに、夏は半日陰〜明るい日陰に置きます。

日常の管理

草丈が10cmほどになったら摘芯をしてやると、まとまった株になり花付きがよくなります。

花ガラはこまめに取り除くようにします。花後には思い切って切り戻しをして、風通しをよくします。

冬の管理

耐寒性は強いですが、強い霜には注意します。定植が遅くなったときは、冬場、不織布でトンネルをしてやるとよく育ちます。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

花壇に植えた場合は、植えつけ時に施肥すれば、後は、特に追肥をしなくてもよく咲いてくれます。

プランターや鉢植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は、生育期間中、2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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