ジンジャーリリー |
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【ジンジャーリリーについて】 |
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ジンジャーリリーは、インドやマレーシア原産のショウガ科シュクシャ属の春植え球根で、ハナシュクシャあるいは単にジンジャーとも言います。現在、流通している品種は、コロナリウム(H. coronarium)やガルドネリアヌム(H. gardnerianum)などの種間交雑によって作り出されたものです。なお、属名のシュクシャというのは、「縮紗」と書きます。 とても丈夫で、花の少ない夏に花が咲きます。比較的耐寒性があり、関東以西の温暖地では植えっぱなしにでき、年々株が大きくなっていきます。 【栽培メモ】 庭植えにしていますが、霜除けをしなくても冬を越しています。分球しても増やして植える場所がないので、植え替えせずにそのままにしていたら、‘金閣' などは草丈が2mを超えるほどになってしまいました。 また、暖冬の影響で、冬でも地上部が枯れなくなってきて、増えすぎて困るほどになっています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ジンジャーリリーの概要】 |
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草丈 園芸種の多くは1m〜2mほどです。 花 大きな花茎を伸ばして、その咲きにたくさんの花が咲きます。花は8pを越える大輪から1〜2pの小輪まであります。 また、花色も、白、黄、朱紅、赤橙など多彩です。 花はとてもよい香りをもっています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は問題ありません。耐寒性も比較的強く、温暖地では庭植えが可能です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Hedychium・・・・・ギリシャ語の hedy(甘い、佳味の)+ chion(雪)が語源です。 coronarium・・・・・「王冠、花輪」 gardnerianum・・・・・19世紀のイギリス人で東インド会社の文官であった Edward Gardner への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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たくさんの品種がありますが、できるだけ花が一斉に咲く品種を選ぶとよいと思います。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 4〜5年したら4〜5月に掘り上げて分球し、すぐに植え替えます。 植え付け 一般的には、暖かくなった4〜5月に植えつけます。株が相当大きくなりますので、鉢植えには向いていません。 庭に植えるときは、深さ30〜40cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植える深さは球根の上に10cmほど土が被る程度にします。 植え場所 日当たりがよく、肥沃で保水性のあるところを好みます。 夏は、午後から日陰になるようなところが最適です。もっとも、午後も日当たりのよいところに植えていますが、それほどの影響はありません。 株間 2株以上植えるときは、50〜60pほどの間隔にします。 植え替え 庭に植えていると、だんだんと株が広がってきますので、4〜5年したら4〜5月に掘り上げて分球し、すぐに植え替えます。 分球して植えつけるにしても、スペースの関係上、全部植えることが難しいときは、かなりの球根を処分せざるを得ません。 日常の管理 庭で植え替えせずに育てていると、草丈が伸びてきて2m近くなります。そこで、茎が倒れそうなときは支柱をします。 花が終わったら、花穂を早めに切り取っておきます。 冬の管理 冬が来ると地上部は枯れますので、地際から切り取っておきます。温暖地の場合は、特に霜除けをしなくても大丈夫ですが、寒い地域ではマルチをするなど霜除けをしておきます。 ふやし方 植え替えのときに、分球して増やすことができます。 肥料 植えつけ、植え替え時に有機質肥料を施します。後は、6月〜10月ごろまで追肥として、化成肥料を2月に1回程度施します。 病気・害虫 特にありません。 |
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