シュウメイギク(秋明菊) |
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【シュウメイギクについて】 |
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シュウメイギク(秋明菊)は、秋に咲くためか、何となく落ち着いた感じのする花です。キクという名前が付いていますが、キク科の花ではなく、キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の宿根草です。日本に自生したもののように思いますが、古い時代に中国から渡来したものとされています。 別名をキブネギク(貴船菊)というのは、京都の貴船山にたくさん見られることから、この名前がついたと言われています。 やや夏の高温を嫌いますが、丈夫で半日陰地でもよく育つし、花の少ない時期に咲くので利用価値が高い宿根草です。 現在栽培されている品種は、種間交雑種が多いようです。最近、本種と原種のルピコラ(A. rupicola)との種間交配種がスワンシリーズとして出回るようになっていますが、これらは、シュウメイギクではなく宿根アネモネの仲間とされている場合があります。 【栽培メモ】 午後に日陰になるところに植えていた株は、特に問題なく育っていました。逆に、日当たりのよいところに植えていたところ、せっかく大きく育っていた株が夏に枯れたことがあります。 ですので、関東以西の温暖地でシュウメイギクを庭に植えるなら、夏は半日陰か午後は日陰になるようなところが適していると思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シュウメイギクの概要】 |
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草丈 50〜80pほどになります。最近、草丈の低い品種が育成されています。 花 花径は5〜6pほどで、花色は、白、ピンク、桃紅色などがあります。 また、一重の他八重咲きの品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり耐暑性もそこそこありますが、それほど強いとは言えません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Anemone・・・・・ギリシャ語の anemos(風)に由来します。 hupehensis・・・・・(中国の)「湖北省の」 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭に植えるときは、半日陰のやや湿ったところを選びます。 植え付け 通常は、株分けしたものを3〜4月ごろに植えつけます。苗が手に入れば秋でも植えつけできます。 園芸店やホームセンターなどでは、春には苗が、また、8月ごろから蕾のついた株も販売されていますので、これを庭植えにするか、もしくは、鉢やプランターで育てます。 種苗会社のカタログなどを通じて購入することもできます。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の化成肥料を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付け後は、根付くまでは、庭土が乾いてきたときは十分に水やりをします。 また、購入した株を鉢やプランターに植え付けた場合も、特に、植え付け後しばらくの間は、水切れさせないよう注意します。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植えるときは、半日陰のやや湿ったところを選びます。とはいえ、水はけが悪いと根腐れを起こしやすいので、こうした場所はよくありません。 また、温暖地の場合は、午後、西日が長く当たるところは避けるようにします。 鉢やプランターに植えた場合も、半日陰のところ置いて育てます。 株間 30〜40pと広く取ります。 植え替え 庭に植えた場合は、数年は植えっぱなしにできます。株が混みあって来たら、3〜4月ごろに株分けを兼ねて植え替えます。 鉢やプランターに植えた場合は、根詰まりにならないよう、毎年、同じ時期に植え替えます。 日常の管理 本葉が5〜6枚の頃に摘芯をすると花数が増えます。 乾燥を嫌いますので、鉢植えの場合は乾燥させすぎないよう注意します。 庭植えの場合も、晴天が続いて乾燥してきたときは、夕方、たっぷりと水を与えます。 冬の管理 冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくします。 ふやし方 植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。 肥料 庭に植える場合は、3月と9月ごろに株の周りに緩効性の化成肥料を施します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を用土に加えて植え付け、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 水はけが悪いと、根腐れを起こすことがあります。また、アブラムシがつくことがあります。 |
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