セイヨウシャクナゲ |
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【シャクナゲについて】 |
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シャクナゲには、たくさんの品種がありますが、ここでは、西洋シャクナゲの園芸品種、その中でも、無鱗片シャクナゲについて記載しています。無鱗片シャクナゲは、一般的に、常緑で葉が大きくて厚いのが特徴で、枝の先に花芽がひとつできて、その下に葉芽ができるタイプのシャクナゲです。木も大きくなり、シャクナゲらしいシャクナゲとも言えます。 無鱗片シャクナゲの中には、比較的耐暑性もあり、コンパクトな樹形で、すばらしい品種があります。 さて、温暖地で西洋シャクナゲの花を楽しむ場合、最も大事なのは栽培法よりも品種選びです。いくら大事にしても耐暑性のない品種を植えたのではよい結果が得られません。幸いなことに、関東以西の温暖地でもよく育つ耐暑性の強い品種がありますので、こうした種類を選べば美しい花を楽しむことができます。 【栽培メモ】 耐暑性の強い品種を選んで庭に植えていますが、ほぼ1日中、日の当たる場所に植えても、写真の品種は大きく育って花を咲かせてくれます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シャクナゲの概要】 |
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樹高 樹高は1〜3m程度になります。 花 ツツジに似た花を咲かせます。花色は白、黄、桃、赤、紫などがあり、ツツジよりも花色は豊富です。 耐寒性・耐暑性
日本に自生している原種は、その多くが耐暑性が弱く、温暖地の低地での栽培に向いていません。しかし、西洋シャクナゲの中には、耐暑性が特に強い品種があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 耐暑性の強い品種を選べば:(温暖地でも)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Rhododendron・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ)+ dendron(樹木)が語源です。 hybridum・・・・・「雑種の」 |
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【主な種類と品種】 |
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以下には、耐暑性が強い品種のいくつかを紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地で育てるなら、耐暑性の強い品種を選ぶことが重要です。 植え付け 3〜4月か9〜10月頃が適期です。購入した株がピートモスを主体にした用土に植え付けられているときは、これを取り除いてから鹿沼土を主体にした用土に植え替えないと、根詰まりを起こして後の生育がよくありません。 この場合は、いきなり庭に植えると根付かないことがありますので、いったん鉢植えで育ててから庭植えにすると失敗が少なくなります。 鉢植えの用土 鹿沼土に植えてもかまいませんし、鹿沼土に腐葉土(又はバーク堆肥)を少し混ぜたものでも差し支えありません。 植え替え 鉢植えにしたものは、2年に1回は植え替えをします。 植え場所・置き場所 耐暑性の特に強い品種を除き、できれば夏の西日を遮ることができるような場所に植えつけます。鉢植えも、こうした場所で育てます。 日常の管理 放任したままだと、枝が疎になりますので、枝先の頂芽が動き出したら、これを摘み取ります。そうすると下から3〜4本の枝が伸びてきます。この作業を毎年繰り返すと、こんもりしたよい樹形になってきます。 剪定 通常の栽培では、剪定は特に必要ありません。スペースの関係等で全体を切り詰めるときは、花後に行いますが、この際、枝の基から切るようにします。 肥料 花後と秋、そして2月ごろに固形の有機質肥料を与えます。化成肥料は根を傷めることがありますので避けた方が賢明です。 病気・害虫 ツツジと同じようにグンバイムシが付くことがあります。また、花ぐされ菌核病が発生すると、せっかく咲いた花が急に腐りますので、殺菌剤を散布します。 |
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