シャコバサボテン |
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【シャコバサボテンについて】 |
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シャコバサボテンは、ブラジルのリオデジャネイロ州オルガン山に自生するサボテン科シャコバサボテン属の着生サボテンです。近縁種にカニバサボテン(S. russelliana)があり、こちらもオルガン山に自生していますが、カニバサボテンの方がより高地に自生しているようです。 両者の違いは、茎節の突起が鋭く、大きい方がシャコバサボテンで、カニバサボテンには両側に鋭い突起はありません。花期は、シャコバサボテンが秋で、カニバサボテンは遅く1〜3月に開花します。 もっとも、最近出回っている園芸品種は、双方の交雑種が増えていて、どちらの種類なのか明確に区別することが難しくなっています。 毎年すばらしい花をつけた株が売られていますが、シャコバサボテンの性質をよく知っていないと、翌年も同じように咲かせることは難しくなります。 【栽培メモ】 専用の培養土に植え、季節に応じた管理をきちんとすれば、翌年も咲かせるのはそれほど難しいことではありません。 ある年に、つぼみがまだ小さいときに置き場所を変えたため、つぼみがぽろぽろと落ちたことがあります。日当たりがよいところに移したことが原因だったと記憶しています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シャコバサボテンの概要】 |
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草丈 20〜30pほどになります。開花時期になると、花の重みで垂れ下がってきます。 花 赤、桃の他に白、黄色などもあり、花色が豊富になっています。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は弱いので、冬場は最低3〜5度程度は確保します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Schlumbergera・・・・・19世紀フランスのサボテンコレクターの Frederic Schlumberger に因みます。 truncata・・・・・「切り離された」、「切り取られた」 russelliana・・・・・イギリス人の John Russell の名前に因みます。 |
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【主な種類と品種】 |
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たくさんの品種がありますので、気に入った色合いの品種を選べます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 過湿を嫌いますので、雨のかからないところに置き、水のやりすぎには特に注意します。 ※ つぼみが見えだしたら、花が咲き始めるまでは環境を変えないようにします。 植え付け 開花時期になると園芸店やホームセンターなどに大量に出回りますので、これを買って育てます。サボテン科の植物で過湿を嫌いますので、鉢植えでの栽培になります。 開花株を購入したときは、原則として春まではそのまま育て、4月になって植え替えます。 鉢植えの用土 ホームセンターなどで、シャコバサボテンの専用の培養土が販売されていますので、これに植え付けると安心ですし、用土をつくる手間がかかりません。 置き場所 冬は室内に置きますが、その他の季節も雨のかからないところで管理します。 4月になったら、室内から出して半日陰に置きます。 そして、7月ごろになったら日陰に置き、涼しくなってきたら半日陰の場所に戻します。 植え替え 2年に1回を目安に、3月下旬〜4月上旬に植え替えをします。鉢から抜いて、古い用土を半分近く落として新しい用土に植え付けます。 その際、茎節を2〜3段摘み取って形を整えるとともに、株の生育を促します。大株にしたい場合は、摘み取りはせず、そのまま育てます。 日常の管理 過湿を嫌いますので、水のやりすぎには特に注意します。 9月下旬に、充実していない節を取り除くと花付きがよくなります。 環境の変化に弱く、秋につぼみが見えだしてから急に環境を変えると、つぼみが落ちてしまいます。つぼみが十分に膨らんで花が咲き始めるまでは、場所を変えない方が賢明です。 夏の管理 日差しが強くなるにつれ半日陰に移し、真夏は日陰で管理します。水やりは控えめにします。 また、夏場も肥料を与えると花付きが悪くなりますので、7月初めに与えたら、その後は肥料を与える必要はありません。 冬の管理 冬が近づいたら室内に取り込み、霜に当てないようにします。日当たりのよいところに置き、水やりは控えめにします。 ふやし方 植え替えの時に摘み取った茎節をバーミキュライトなどに挿します。 肥料 4〜6月に、緩効性の化成肥料を少量与えます。多肥にすると花付きが悪くなるので注意します。 病気・害虫 特にありませんが、過湿による根腐れに注意します。 |
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