シャクヤク |
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【シャクヤクについて】 |
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シャクヤク(芍薬)は、チベットから中国の江蘇州以北、満州などに自生するボタン科ボタン属の宿根草で、宿根草の中でも花の豪華さにかけては他に並ぶものがありません。そのうえ、栽培は容易です。 シャクヤクの栽培が始まったのは中国で、日本には朝鮮半島経由で平安時代に伝わっています。当初は、シャクヤクの根を煎じて鎮痙薬として用いられたと言われています。 現在栽培されているシャクヤクは、日本で交配、育種が進められた和シャクヤクとオランダを中心に交配、育種が進められた洋シャクヤクに大別されます。両者を比較すると、洋シャクヤクの方が豪華な花が咲きますが、和シャクヤクは風情のある花形のものが多いようです。また、ボタンとの交配によって黄色い花の咲くシャクヤクが生まれています。 【栽培メモ】 やや夏の高温多湿をきらいますが、高知県の平野部でもよく咲いてくれます。美しい花ですので、たくさん庭に植えたいところですが、限られたスペースでは、そうもいかないのが残念です。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シャクヤクの概要】 |
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草丈 80p〜1m程度になります。 花 花径は20pにもなり、すばらしく豪華です。花色は、白、桃、赤が一般的ですが黄の品種もあります。 花形は、一重、八重、万重など様々なタイプがあります。 耐寒性・耐暑性
原産地からもわかるように、耐寒性が強く、夏の高温多湿を嫌いますので、どちらかと言うと西南温暖地よりも北日本での栽培に適しています。 もっとも、温暖地でも十分に育ちますし、豪華な花を楽しむことができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Paeonia・・・・・ギリシャ神話の医神 Paeon に因みます。 lactiflora・・・・・lactis(ミルク)+ flora(花)が語源で、「ミルク色の花の」という意味です。 |
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【主な種類と品種】 |
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シャクヤクは、たくさんの品種がありますので種苗会社のカタログなどで気に入った品種を購入することができます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋に植え付け、植え替えをすることが大切です。 植え付け 植えつけの適期は10月ごろです。春植えはその後の生育があまりよくないので、やむを得ない場合を除き避けるようにします。 庭に植えるときは、直径と深さが40cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、底土とよく混ぜ合わます。その上に掘り上げた土を敷いてから根茎を据え、土を戻して植えつけます。芽の上に5〜7pほど庭土がかかる深さにします。 鉢植えで育てる場合は、8〜10号鉢の大きな鉢を使い、5cmほどの深さにして植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、川砂を5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、西日が当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏は半日蔭に移します。 株間 庭に植えた場合は、40〜50p程度の間隔とします。 植え替え 庭に植えた場合は、5〜6年に1回、株分けを兼ねて10月ごろに植え替えをします。春に株分けするとよくありませんので、必ず秋に行うようにします。 鉢植えの場合は、2〜3年に1回植え替えをします。 日常の管理 ひとつの花茎に1花だけ咲かすようにし、一番大きな蕾を残し、他は取り除きます。また、花後は、タネに栄養分を取られないよう、花がらを早めに摘み取ります。 花が大きく、開花時に倒れやすいので、支柱を立ててやります。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。 ふやし方 株分けをして増やします。株分けの際、あまり細かく分けずに、3〜4芽ほどに分けます。 肥料 シャクヤクは多肥を好みます。肥料分が少ないとよい花が咲いてくれません。 庭に植えた場合は、2〜3月ごろと花後、そして10月にも化成肥料を株元に与えます。 鉢やプランターで育てる場合は、同じ時期に緩効性の固形肥料を与えます。 病気・害虫 灰色カビ病にかかりやすいので、開花直後にベンレートなどを散布しておきます。 |
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