シルバープリペット |
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【シルバープリペットについて】 |
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シルバープリペットは、中国原産のモクセイ科イボタノキ属の常緑中木です。白覆輪の葉が美しいので、単独で植えたり、萌芽力が強いので垣根としても利用されています。また、5月に咲く花も咲きそろうと、なかなか魅力がありますし、モクセイ科の樹木ですので、花には独特のよい香りがして周囲に漂います。 シルバープリペットの仲間には、イボタノキやオオバイボタなどがありますが、イボタという名前が付いたのは、イボタロウムシが寄生するからだと言われています。 【栽培メモ】 樹勢が強く枝がどんどんと伸びますので、単独で植えると思いのほか場所をとります。そこで、当然のことながら剪定ということになりますが、かなり強剪定をしても、すぐに元の大きさに戻ります。 困ることは、白覆輪の葉がいつの間にか普通の葉になってしまうことです。写真の株も、ほとんど覆輪が消えてしまいました。それでも花がきれいなので残しています。 シルバープリペットの花の香りは、人によっては歓迎されない向きもありますが、私は決していやな香りだとは思いません。むしろ、花の香りが季節を感じさせてくれますので、なかなかよいものです。 |
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【シルバープリペットの概要】 |
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樹高 放任すると3〜4mほどにはなります。 また、かなり枝を広げます。上の写真は、横幅が4mを超えるほどになっていました。 花 穂状の白い花が咲きます。花には、独特のよい香りがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり丈夫ですが、寒さがきついと葉を落とします。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Ligustrum sinense 'Variegatum' 学名の説明 Ligustrum・・・・・イボタノキの古名に由来します。 sinense・・・・・「中国の」 variegatum・・・・・「斑入りの」 |
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【主な種類と品種】 |
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斑入りの品種が出回っています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 剪定の際、葉に斑のない枝は切り取るようにします。 植え付け 3月下旬〜4月と9月が植え付けの適期です。樹勢が強いので、鉢植えには向いていません。 花壇に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え場所 日当たりのよいところに植え付けます。 剪定 夏には花芽ができてきますので、通常の剪定は、花後すぐに行います。 萌芽力があり、枝の伸びも旺盛なので、毎年、全体をかなり思い切って切り詰めないと広いスペースをとってしまいます。 秋以降に強剪定をすると、せっかくできた花芽を切り取ることになります。 9月〜10月の剪定は補助的に行います。伸びすぎた枝を切り詰める程度にします。 生け垣として植えている場合で、花をあまり期待していない場合は、秋以降に強剪定をしても差し支えありません。 本来、斑入りであるシルバープリペットは、剪定に気をつけないと、斑がなくなってただのプリペットになってしまうことがあります。 肥料 幼木のうちは寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を与えます。樹勢が強いので、木がそこそこ大きくなってきたら肥料は必要ありません。 病気・害虫 特にはありません。 |
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