シホウカ(紫宝華)

シホウカの花
写真 シホウカ
撮影時期 2007.6.17
栽培状況 庭植え

科名・属名

ナス科
ナス属

園芸分類

常緑低木

別名

ソラナム・シホウカ

原産地

オーストラリア、ニュージランド

用途

庭植え

花期

6〜9月

【シホウカについて】

シホウカ(紫宝華)は、オーストラリア及びニュージランドナス科ナス属の常緑低木で、ナス科特有の青紫の花が特徴です。また、花が終わると実が付きますので、これも鑑賞できます。

庭植えにすると株が大きく広がりますが、写真のように葉の形もおもしろいものです。

【栽培メモ】

庭植えにしたところ、木の生育がよく、あっという間に大きくなり、あまりスペースをとっていなかったのでちょっと困ってしまいました。そのため、植え替えをしましたが、時期が悪かったのか残念ながら活着しませんでした。

【シホウカの概要】

樹高

2〜3mほどになります。

ナス科特有の青紫の花が咲きます。花径は3pほどです。白花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

半耐寒性です。冬がくる前に強剪定しておいたところ、薄い霜が降りたにもかかわらず傷むことはありませんでした。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Solanum aviculare

学名の説明

Solanum・・・・・ solamen(安静)が語源です。
※ この属の植物に 鎮痛作用を持つものがあることに由来します。

aviculare・・・・・「鳥の好む」、「小鳥の」

【主な種類と品種】

通常は、青紫の花が咲く木が販売されていますが、白花があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭植えの場合は、株が大きくなりますのでそれなりのスペースを必要とします。

植え付け

初夏に株が出回りますので、庭植えに適していますが半耐寒性ですので、関東以西の温暖地向きです。木が大きくなりますので、鉢植えで育てる場合は、大鉢に植え付けます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

庭に植えた場合は、株がどんどんと大きくなり、幅が1mを超えるほどになったと記憶していますので、そこそこのスペースを必要とします。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、北風が当たらず、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢植えも、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢植えの場合は、暖かくなった4月頃に植え替えます。根がよく張りますので、毎年、植え替えが必要です。

木が大きくなりすぎたので、庭植えの株を植え替えようとしましたが失敗しました。木が大きくなってからの移植はむずかしそうです。

剪定

放任するととても大きくなりますので、一度切り戻しをします。

冬の管理

冬が来る前に全体を切り戻しておきます。落葉しますが関東以西の温暖地では、冬を越します。ただし、寒さが気になる地域は、冬が来る前に思い切って強剪定して霜除けをした方が安全です。

鉢植えは、霜の当たらない軒下に移します。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

庭に植えた場合は、よく成育しますので、肥料はほとんど不要です。

鉢植えの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら定期的に緩効性の固形肥料を置肥します

病気・害虫

葉が食害を受けけますので、目立つときは殺虫剤で駆除します。

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