ジニア・プロフュージョン |
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【ジニア・プロフュージョンについて】 |
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ジニアとは、百日草などが含まれるヒャクニチソウ属の学名ですが、ジニア・プロフュージョンは、「サカタのタネ」が百日草(ジニア・エレガンス)とジニア・リネアリスを交配してつくり出した園芸種です。 夏の暑さに強く、生育が旺盛で花付きもよいのでよく栽培されています。公園などでも一面に咲いたところを見かけます。 大輪のダリア咲き百日草と比較すると華やかさの点では多少見劣りするかもしれませんが、ウドンコ病に強く、草丈も低いので花壇は勿論、鉢やプランターでも手軽に楽しめるなど優れた点が多い草花です。 【栽培メモ】 種子は大きく、タネを播いて苗を育てるのはごく簡単でした。また、猛暑日が珍しくなくなった最近の夏でも、少し枯れる株があったもののものの大半は夏を越しました。 |
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【ジニア・プロフュージョンの概要】 |
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草丈 草丈は、30p前後です。 花 花径5〜6cmほどで、色は、白、黄、オレンジ、濃桃色があります。一重咲きのほか八重咲きの品種が出ています。 耐寒性・耐暑性
強い日照と高温を好み、耐暑性が強いので初夏から晩秋まで咲き続けます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Zinnia hybrida 学名の説明 Zinnia・・・・・18世紀のドイツの植物学者 Johann Gottfried Zinn への献名 hybrida・・・・・「雑種の」 |
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【主な種類と品種】 |
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サカタのタネから一重と八重の品種が売られています。花色別のほかミックスもあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏が来る前に、思い切って切り戻しをしておきます。 タネまき 種子は大きく、苗を育てるのは容易です。百日草と同様、発芽温度が比較的高いので、あまり早く播くよりも、4月になって播いた方が無難です。早く播く場合は、フレームなどに播いて管理します。箱まきにして、覆土はタネが隠れる程度にします。 発芽後、本葉2〜3枚のときにポリポットなどに植え替えて育苗します。 植え付け 花壇に植えつけるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 本葉が5〜6枚になった頃に定植します。遅くまで咲くので、多少、定植の時期が遅くなっても、花を楽しむことができますが、株張りのよい株に育てようとするなら、早めに定植します。 花壇に植えつける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 株間 25〜30pの間隔をとって植え込みます。60cmの標準のプランターの場合、3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりがよいことが大切です。土質はあまり選びませんが、よい花を楽しむためには有機質に富んだところに植え込みます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰に移します。 日常の管理 花壇に植えた場合でも、晴天が続いてあまり乾燥すると株が衰弱しますので、葉がしおれてきたら、たっぷりと灌水をしてやります。 夏が来る前に、思い切って切り戻しをしておきます。夏に枯れる株も少し出るかもしれませんが、夏を越した株は、再びにぎやかに咲いてくれます。切り戻しを怠ると、夏場に株が蒸れて枯れやすくなります。 肥料 花壇に植えるときは、1u当たり化成肥料を50gほど施します。また、開花期間が長いので、夏場を除き、月1回は追肥します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、夏場を除き、2週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。 市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 発芽後の幼苗のときに、ナメクジやカタツムリの食害に注意します。ヒャクニツソウはウドンコ病が発生しやすいのですが、ジニア・プロフュージョンはほとんど発生しません。 |
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