宿根パンヤ |
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【宿根パンヤについて】 |
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宿根パンヤは、ヤナギトウワタあるいは学名のアスクレピアス・チューベローサとも呼ばれる北アメリカ原産のキョウチクトウ科トウワタ属の宿根草です。冬は地上部がなくなりますが、耐寒性がありますので関東以西の温暖地では冬を越して宿根します。 ヤナギトウワタと呼ぶのは、葉の形がヤナギに似ることと、タネに白色の綿毛がつくことによります。なお、トウワタ属のクラサビカも宿根パンヤとしている例がありますが、これは誤りです。 パンヤというのはアオイ科(以前はパンヤ科)の落葉高木のパンヤの木(Ceiba pentandra )のことですが、宿根パンヤの果実の形がこの木の果実に似ているからだと言われています。 【栽培メモ】 耐寒性があるとはいえ、冬には地上部が跡形もなくなり、芽が出てくるのが遅いため、少々ヤキモキしました。トウワタ属は、アブラムシが必ず付きますが、宿根パンヤも同様ですので、この点注意が必要です。 |
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【宿根パンヤの概要】 |
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草丈 摘芯をすれば、40〜50cmどになります。 花 ミカン色の花がたくさん咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり宿根します。耐暑性もあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Asclepias tuberosa 学名の説明 Asclepias・・・・・ギリシャの医師 Aesculapius への献名 tuberosa・・・・・「塊茎を有する」 |
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【主な種類と品種】 |
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アスクレピアスの仲間は、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ アブラムシが発生しやすいので、オルトラン粒剤などを撒いて防除します。 タネまき 宿根草ですが、園芸店やホームセンターなどで苗を見かけることはほとんどありません。タネが販売されていますので、タネから育てることができます。 一般には、暖かくなった4月中旬以降にタネを播きます。秋まきは、苗が十分に育つ前に寒さが来ますので、温暖地でも避けたほうが賢明です。 箱まきにして、覆土はタネが隠れる2〜3mm程度にします。発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットに植え替えて、薄い液肥を与えながら育苗します。 植え付け ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。 植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 庭植えの場合は株間を25〜30cmほどにします。65pの標準のプランターの場合は、3株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところ好みます。耐暑性があり、真夏の直射日光が当たるところでも問題ありません。プランターなどに植えた場合も日当たりのよいところで育てます。 植え替え 花壇に植えている場合は、3〜4年したら株分けを兼ねて植え替えます。時期は、4〜5月頃に行います。 日常の管理 タネから育てる場合、早めに摘芯をして枝数を増すようにします。花が咲いたあとは、花茎を早めに切り取ります。 冬の管理 冬は地上部が枯れてしまいますが、耐寒性がありますので温暖地では霜除けをしなくても戸外で冬を越します。 ただし、地上部は跡形もないといった状態になりますので、間違って掘り起こさないように注意します。目印をしておくと安心です。 肥料 花壇に植え付ける際に、緩効性肥料を土に混ぜ込みます。以後は、春と秋に化成肥料を与えます。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、成育期間中は、夏場を除き、緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、液肥を2週間に1回程度与えます。 用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。 病気・害虫 宿根パンヤは、アブラムシが非常につきやすいので要注意です。次々に発生しますので、見つけ次第早めに駆除しますが、定植する際にオルトラン粒剤を撒いておくと防除が楽になります。 夏に白絹病が発生することがありますので、花壇に植える場合は、植え付け前に天地返しや土壌殺菌剤を使用して発生を防ぎます。 |
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