アスクレピアス |
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【アスクレピアスについて】 |
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アスクレピアスは、南北アメリカなどに自生するキョウチクトウ科トウワタ属の多年草(小低木)です。ただし、宿根パンヤを除いては耐寒性がなく、一般には、春まき一年草として扱われます。もっとも、関東以西の温暖地では、霜除けをすれば冬を越すことができます。 この属の中でよく栽培されているのは、トウワタと呼ばれるクラサヴィカ(A curassavica)、インカルナータ(A. incarnata)、それに、耐寒性のある宿根パンヤ(A. tuberosa)などです。 トウワタ属の植物は茎を切ると白い汁が出てきますが、肌が弱い人はかぶれることがありますので、切り戻しをするときなどは手袋をするようにします。 【栽培メモ】 タネから育てる場合、秋まきでは、寒さがくるまでに十分に生育しませんので、よい結果は得られませんでした。春まきなら、問題ありません。ただし、アブラムシが必ず付きますし、インカルナータは白絹病に弱いようなので、その点に留意して栽培する必要があります。 上の写真は、春に播いて育てた株を霜除けをして冬を越させたもので、早くから花が咲きました。温暖化の影響で、最近は冬越しが楽になっています。 |
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【アスクレピアスの概要】 |
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草丈 品種によりますが、60〜1mほどになります。ただし、宿根した株は1.5mほどになります。 花 「主な種類と品種」を参照してください。 耐寒性・耐暑性
半耐寒性とされていますが、宿根パンヤ以外は耐寒性がやや弱いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい〜やや難しい ※ 苗から育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Asclepias spp. 学名の説明 Asclepias・・・・・ギリシャの医師 Aesculapius への献名 curassavica・・・・・「キュラソー島の」 incarnata・・・・・「肉色の」 tuberosa・・・・・「塊茎状の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、宿根パンヤ以外の種類について記載しています。 栽培のポイント ※ アブラムシが非常につきやすいので見つけたら早めに駆除します。 ※ 定植後、早めに摘芯をします。 タネまき 一般には、暖かくなった4月中旬以降にタネを播きます。秋まきは苗が育つ前に寒さがくるので、温暖地でも避けたほうが賢明です。 箱まきにして、覆土はタネが隠れる2〜3mm程度にします。発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットに植え替えて、薄い液肥を与えながら育苗します。 植え付け ポットの底に根が回ったら庭やプランターに定植します。 庭に植える場合は、植えつけ時に腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。インカルナータは夏になると白絹病が発生しやすいので、完熟したものを使うようにします 株間 庭植えの場合は株間を20〜25cmほどにします。標準のプランターの場合は、3株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところ好みます。耐暑性があり、真夏の直射日光が当たるところでも問題ありません。プランターなどに植えた場合も日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 摘芯をしないと、枝数が少ないままになりますので、定植後、早めに摘芯をして枝数を増すようにします。 花が咲いたあとは、花茎を早めに切り取ります。 肥料 庭に植える場合は、化成肥料を1u当たり30〜50gほど土に混ぜて植え込みます。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターで育てる場合は、植え付ける際に緩効性肥料を鉢土に混ぜ込みます。1月ほどしたら2週間に1回程度の割合で液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を1か月に1回程度置肥します。 病気・害虫 アスクレピアスは、アブラムシが非常につきやすいので要注意です。次々に発生しますので、定植する際にオルトラン粒剤を撒いておくと防除が楽になります。 また、インカルナータは、夏に白絹病が発生することがありますので、天地返しや土壌殺菌剤を散布して発生を防ぎます。 |
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