サルピグロッシス |
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【サルピグロッシスについて】 |
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サルピグロッシスは、比較的最近見かけるようになった南米チリのナス科の春(秋)まき一年草です。独特の強いインパクトをもっていますので、好き嫌いがあるかもしれませんが、なかなか存在感のある花です。それにしてもサルメンバナ(猿面花)というネーミングは全くナンセンスで、およそ花の好きな人が付けたものとは思われません。 ペチュニアの近縁種ですが、ペチュニアと比較すると、やや栽培が難しいように思います。 それは、春まきで育てるのが一般的とされていて、種苗会社のカタログでも春号に載っていますが、通常の春まきだと、関東以西の温暖地では、これからと言うときに梅雨入りし、そして、梅雨明け後の高温多湿で成育が著しく悪くなるからです。 関東以西の温暖地では秋播きがよいですが、耐寒性が弱いことから、フレーム程度の設備がないとよく育ちません。 【栽培メモ】 春まきにしたところ、さっぱりという結果でした。そこで、秋まきにして、プランターに植え、冬は無加温のビニールハウスで育てたところ、写真のように、期待を上回る花が咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【サルピグロッシスの概要】 |
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草丈 40〜80pほどになります。 花 花径は7〜8pほどで、写真のように花びらに複雑な模様が入ります。 花色は、黄、ピンク、赤、紫など豊富です。 別名の猿面花は、花弁の縞模様から付けられたものと思われます。 耐寒性・耐暑性
寒さに弱く、高温多湿も苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Salpiglossis・・・・・ギリシャ語のsalpinx(筒、ラッパ)+ glossa(舌)が語源です。 sinuata・・・・・「深波状の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 一般的には、鉢やプランターで育てます。 ※ 開花時に用土が乾き過ぎると花がしおれてきますので注意します。 タネまき 春まきが一般的ですが、関東以西の温暖地の場合、フレームや無加温のビニールハウスがあれば、秋まきがお勧めです。春まきだと、苗が十分に育たないうちに暑くなってきて貧弱な花しか咲きません。 微細種子なので細かな用土を入れた育苗箱やピートバンに播きます。覆土はせず、底面から吸水させます。タネは小さいですが発芽は良好です。 発芽後、日陰に置いておくと徒長しやすいので、早めにレースのカーテン越しの日に当て徐々に慣らしていきます。 本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えます。秋まきの場合は、寒くなってきたら、フレームや無加温のハウスやフレームに入れて、薄めの液肥を与えながら育苗します。 植え付け 本葉が5〜6枚になって根がポットの底に回ってきたら鉢やプランターに定植します。 秋まきの場合は、植え付けの時期が寒い時期になりますので根鉢をできるだけ崩さないようにて植え付けます。植えた後も、そのまま、フレームや無加温のハウスで育て、外に出すのは春になり暖かくなってからにします。 雨に当たると花がひどく傷みますので、花壇に植えることはお勧めではありません。あえて植えるなら、冬はポットのままフレームなどで育て、春になってから植えつけます。過湿を嫌いますので、少し高畝にして定植します。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 置き場所 鉢やプランターは、日当たりのよいところに置いて育てます。 また、雨に当たると花がひどく傷みますので、開花中は雨の当たらないところに置きます。 株間 標準のプランターで3〜4株が目安です。 日常の管理 育苗途中で多湿にすると、根腐れしやすいので注意します。また、開花時に用土が乾き過ぎると花がしおれてきますので注意します。 開花中は、定期的に花がらを摘むようにします。 'キューブルー'(2019.5.12) 冬の管理 寒さに弱いので、秋まきにしたときは、鉢やプランターを無加温のビニールハウスやフレームに入れて育てます。 ビニールハウスなどに入れると鉢土が乾くまで時間がかかりますので、多湿にしないように、また、水切れも禁物ですので、日々の管理が大切です。 肥料 用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、暖かくなったら緩効性の固形肥料を置肥するか、もしくは、1週間〜10日に1回程度、液肥を与えます。 市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 特にはありませんが、多湿による根腐れに注意します。 |
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