サルビア・ホルミナム |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【サルビア・ホルミナムについて】 |
||||||||||||||||
サルビア・ホルミナムは、地中海沿岸地域からイランが原産のシソ科アキギリ属の春(秋)まき一年草です。ムラサキサルビア、あるいはペインテッド・セージとも呼ばれ、サルビアの仲間の中では苞葉が美しい種類です。苞は紫のほか、桃、白色があります。 苞は、暖かくなるにつれ上からだんだんと色づいてきますが、そのスピードはゆっくりで、その分長い間楽しむことができます。 サルビアの仲間は、暑さよりも寒さが苦手な種類が多いですが、ホルミナムは夏の高温多湿に弱く、関東以西の温暖地では春播きでは育てにくいと言えます。 【栽培メモ】 春播きにしたところ、生育がすこぶるよく、あっという間に大きくなりました。ところが、さてこれからというときに、暑くなってきたことで、次々と株がダメになってしまいました。 その後、秋播きにして、ポットに植えたままビニールハウスで育て、春先に定植しました。遅霜に備えて念のため不織布でトンネルをしてして育てましたが、こちらの方は問題なく育ってくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【サルビア・ホルミナムの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 草丈は50〜60p程度になります。 花 花のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれる部分です。苞は紫ほか、ピンクと白をよく見かけます。 耐寒性・耐暑性
耐暑性も耐寒性もそれほど強くありません。特に、高温多湿が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージのラテン古名salviaから viridis・・・・・「緑色の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
紫、白、桃色をミックスしたものが売られています。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント タネから育てる場合、温暖地では秋まきが適しています。 タネまき 春まきが一般的ですが、温暖地の場合は秋まきが適しています。発芽適温は20〜25度前後と比較的高いので、春に播く場合は4月下旬〜5月中旬に、秋まきの場合は、9月中旬〜10月上旬ごろに播きます。 育苗箱に播いて、覆土は2〜3mm程度にします。発芽後、本葉が2〜3枚のころに3号(9p)のポリポットに植え替えて苗を育てます。 秋播きにして、フレームなどで育て暖かくなってから花壇やプランターに定植する場合は、3号ポットの底に根が回ってきたら4号ポットに植え替えて春まで苗を育てます。 植え付け 秋播きの場合は、春になって暖かくなってきたら花壇やプランターなどに定植します。花壇に植える場合、寒さの残るときは不織布を掛けるようにします。 春播きの場合は、ポットに根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。苗の生育がよいので、定植時期が遅れないようにします。 花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 花壇に植えるときは30pほどにします。標準のプランターの場合は3株を目安にします。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところで栽培します。 日常の管理 本葉が10枚前後になったら、摘芯をして枝数を増やすようにします。 冬の管理 耐寒性はそれほどなく霜に当たると傷みますので、通常、花壇への定植は春に行いますが、秋に定植した場合は、農ポリでトンネルをするなどの霜除けが必要です。 秋にタネを播いて、年内に鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移します。特に寒さの厳しいときは、玄関などに取り込んだ方が安全です。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。 いずれの場合も、冬場は肥料は必要ありません。 肥料 花壇に植える場合は、植え付けの際、1u当たり50gほど入れて植え付けます。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植えつけ、後は、冬場を除き追肥として月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用培養土を使う場合は、元肥は不要です。 病気・害虫 特にはありません。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |