サンタンカ |
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【サンタンカについて】 |
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サンタンカは、中国、インド、スリランカなどが原産のアカネ科サンタンカ属の非耐寒性の常緑低木です。本来、サンタンカというのは、中国原産のイクソラ・シネンシスに付けられた和名ですが、最近では他のサンタンカ属の花木がいろいろと出回るようになり、これらの総称としてサンタンカと呼ぶようになっています。 昔からよく目にするのは、橙赤色の花が咲くシネンシスですが、目にしみるような赤花のコクシネアや黄色の品種も出てきて、花色が増えてきています。また、小型の品種もよく見かけるようになりました。 本来、常緑ですが、寒くなると葉を落とします。耐寒性が弱く冬越しが厳しいですが、シネンシスとコクシネアを比較すると、コクシネアの方がより耐寒性が弱いようです。 【栽培メモ】 シネンシスとコクシネアを二、三度育てましたが、耐暑性が強く、花も十分に楽しむことができました。しかし、コクシネアやルテアは熱帯性花木の中でもかなり耐寒性が弱いようで、土間に簡易温室を置いて、その中に入れていましたが冬を越すことができませんでした。 一方、シネンシスの方は土間にそのまま置いていましたが、特に葉を落とすこともなく冬を越すことができました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【サンタンカの概要】 |
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樹高 シネンシスやコクシネアは、1mほどの低木です。園芸店やホームセンターなどで売られている株は、30〜40pほどです。 花 小さな4弁の花がたくさん集まって径10pくらいの房状になって咲きます。 最近では小型の品種もよく見かけます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が弱く、シネンシスは最低気温が5度、コクシネアは10度とされています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ixora・・・・・サンスクリット語で「シバ神」の意味とされています。 chinensis・・・・・「中国の」 coccinea・・・・・「深紅色の」 lutea・・・・・「黄色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ サンタンカは耐寒性が弱いので、翌年も育てようとするなら冬の管理が特に大切です。 植え付け 一般的には初夏に開花株が出回りますので、これを買って育てます。残念ながら耐寒性がないので鉢での栽培となります。 植えられている鉢が小さいときは、すぐに根詰まりしますので一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜた用土などを使います。 置き場所 日当たりのよいところを選ぶことが大切です。ただし、夏場は直射日光を避け半日陰で管理します。 植え替え 冬を越した株は、4〜5月ごろに植え替えます。 鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。 剪定 花後に切り戻しをします。また、伸びすぎた枝などを整理して、樹形を整えます。 冬の管理 耐寒性がないので、冬は室内に取り込みます。関東以西の温暖地でも、軒下では冬を越すことは困難です。 特に、コクシネアなど耐寒性がより弱い種は、室内に小型の簡易温室を置いて、その中で管理しないと冬越しは厳しいと言えます。 なお、室温が下がると葉を落としますが、枯れていなければ春に芽が出てきます。 肥料 肥料を多めに与えた方がよい花が咲きます。植え替え、植えつけ時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜ、後は、生育期間中、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。 |
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