サンビタリア |
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【サンビタリアについて】 |
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サンビタリアは、アメリカ南西部からメキシコが原産のキク科ジャノメギク属(サンビタリア属)の一年草です。別名はジャノメギクですが、寒咲き蛇の目菊(ベニジウム)ほどのインパクトがないためか、この名称はほとんど使われていません。 英名はクリーピングジニアですが、その名のとおり横に広がります。花期が長いので秋の花壇にも重宝します。 【栽培メモ】 最初にタネを播いて育てたものが中の写真ですが、摘芯が不十分だったため、間延びした株になってしまいました。 9月に苗を買ってプランターに植え付けたものは、11月頃まで咲いた後、霜除けをしてなんとか冬を越し、次の年には大変よく咲いてくれました。 |
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【サンビタリアの概要】 |
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草丈 15〜20pほどで、横に広がります。 花 花径1.5pほどの小さな花です。花色は黄色が多いですが、他に橙色もあります。 耐寒性・耐暑性
夏の高温多湿を嫌います。また、耐寒性は弱く、霜に当たると枯れてしまいます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Sanvitalia speciosa 学名の説明 Sanvitalia・・・・・18世紀のイタリアの教授 Federico Sanvitali への献名 speciosa・・・・・「美しい」、「きれいな」 procumbens・・・・・「平伏の」 |
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【主な種類と品種】 |
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サンビタリアは、以前はブロクンベンス種(S. procumbens )が主でしたが、最近はスペシオサ種(S. speciosa )が多くなってきています。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 9月になったら株全体を切り戻しすると、秋に再びよく咲いてくれます。 タネまき 発芽適温は20度くらいなので、4月中旬〜5月上旬がタネ播きの適期です。育苗箱にまき、2mmほど薄く覆土をします。関東以西の温暖地の場合、冬場の霜除けが十分にできるなら秋まきも可能です。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて、苗を育てますが、発芽後の生育はゆっくりです。 植え付け タネから育てた株は、ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。ただし、苗の生育がゆっくりですので、梅雨明けごろまでに花壇に植える程度の大きさに苗が育たなかったときは、夏場は涼しいところに苗を移して、秋になってから植えるようにします。 秋まきの場合は、フレームなどで苗を育て、春まで待ってから花壇に植え付けます。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒ら庭土とよく混ぜてから植え付けます。 春になると園芸店やホームセンターなどで苗が販売されていますので、これを買って鉢やプランターで育てると手間がかかりません。 プランターに植える場合は、横に広がりますので径が大きくて浅めの丸形プランターが適しています。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは、水はけがよく、午後は日陰になるようなところが適しています。 プランターに植えた場合も、日当りのよいところに置いて育てます。梅雨時など長雨の続くときは、軒下など雨のかからないところに移した方が安心です。 株間 横に広がりますので、25〜30p程度と広く取ります。 日常の管理 定植の際、摘芯をします。その後も、適宜に切り戻しをして草姿を整え、花数が多くなるようにします。 乾燥には比較的強いですが、過湿には弱いので、鉢やプランター植えた場合、土の表面が乾いてから水やりをします。 花壇に植えている場合は、梅雨入りのころに切り戻しをして、株の蒸れを防ぎます。また鉢やプランター植えている株も9月に株全体を切り戻しすると、秋に再びよく咲いてくれます。 夏の管理 梅雨明け近くまでに花壇に植え付けができなかったときは、風通しのよい涼しいところにポット苗を置いて暑さをしのぎます。 冬の管理 耐寒性があまりないので、霜に当たると傷んでしまいます。秋にタネを播いて育てた苗は、フレームの中など霜の当たらない暖かいところに置きます。 肥料 丈夫な品種ですので、花壇に植えた場合は多肥にする必要はありません。植え付け時に化成肥料を1u当たり30gほど入れ、後は、秋に追肥をします。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1月ほどしたら月に2〜3回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 過湿にすると立ち枯れ病が発生することがあります。また、風通しが悪いとウドンコ病が発生しやすくなります。 |
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