コリゼマ

コリゼマの花
写真 コリゼマ
撮影時期 2010.3.7
栽培状況 開花株購入

科名

マメ科

属名

ヒイラギハギ属(コリゼマ属)

学名

Chorizema cordatum

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

主な用途

鉢植え

花期

4〜5月

【コリゼマについて】

コリゼマは、西オーストラリア州の南西部が原産のマメ科ヒイラギハギ属の常緑低木です。この属には18種があるとされていますが、一般に園芸店やホームセンターなどで見かけるのがコルダツム(C. cordatum)で、単にコリゼマと言えば本種を指します。

その特徴は、フレイムピー(「炎のエンドウ豆」と訳したらいいのでしょうか?)と呼ばれる派手な色彩にあります。花は小さいですが花付きもよく、よく目立ちます。

【栽培メモ】

開花株を買って育てていましたが、夏を越すことなく枯れてしまいました。過湿にしてしまったことが原因ではないかと思います。

乾燥させすぎてもいけませんが、高温多湿にやや弱いので過湿にならないようにして育てることがポイントになりそうです。

【育て方は下へ ↓ 】

【コリゼマの概要】

樹高

50p前後のものが売られていますが、1〜2mにはなるようです。

花径1pほどの花ですが、橙色の花びらで中心は黄色、そして、下の花びらは紅色と鮮やかな色彩が特徴です。

コリゼマの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はなく、夏の高温多湿も苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Chorizema・・・・・ギリシャ語の choris(離れている)+ nema(糸)が語源です。
※ おしべの花糸に由来します。

cordatum・・・・・「心臓型の」

【主な種類と品種】

コリゼマの仲間では、本種のコルダツム(cordatum)のほかにイリシフォリア( ilicifolia)などがありますが、こちらの方は見かけたことはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

梅雨時から夏場は過湿にならないよう注意します。

植え付け

耐寒性が弱いので鉢植えでの栽培になります。春先に開花株が園芸店やホームセンターなどに出回りますので、これを買って育てます。

小さな鉢に植えられている場合が多いですので、根詰まり気味の場合は根鉢を崩さないようにして、一回り若しくは二回り大きい鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。市販の草花用培養土にパーライトを2割ほど混ぜた用土などが一例です。

コリゼマの花

置き場所

秋から春は日当たりのよいところに置いて育てます。梅雨時や長雨の続きそうなときは雨の当たらないところに移します。

植え替え

購入した場合を除き、通常は4月以降に植え替えをします。

日常の管理

多湿を嫌うので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。特に、梅雨時から夏場は過湿にならないよう注意します。

花が終わったら、半分程度に切り戻しをしておきます。

夏の管理

日当たりのよいところに置くと乾燥しすぎてしまうことがありますので、半日陰もしくは明るい日陰に置いて育てます。

冬の管理

耐寒性がありませんので、冬は室内に取り込みます。水やりはやや少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。マメ科の植物ですので、窒素分の多い肥料を与えると花付きが悪くなります。

病気・害虫

特にはないようです。

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