月下美人 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【月下美人について】 |
||||||||||||||||
月下美人は、メキシコ原産のサボテン科クジャクサボテン属の多年草で、クジャクサボテンの近縁種です。夏の夜に、芳香のある大輪の白花が咲きます。8時頃に開花し、2時間ほどするとしぼんでしまうので、美人薄命のたとえにピッタリの花です。 栽培されているクジャクサボテンは、園芸交配種ですが、この月下美人は原種です。長い間、国内では月下美人は実をつけませんでしたが、これは、1株から挿し木によって日本国内に広がったためだと言われています。すこし前に、原産地から別の個体を入れて交配したところ実を付けるようになったとのことです。 【栽培メモ】 耐寒性が弱く、うっかり冬の寒さでせっかくの株をダメにしたことがあります。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【月下美人の概要】 |
||||||||||||||||
草丈 よく伸びると2mほどになりますが、栽培する上では1〜1.2mほどに抑えた方が管理しやすい言えます。 花 花径20〜30pほどの大輪の花が咲きます。花には芳香があります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Epiphyllum・・・・・ギリシャ語の epi(上)+ phyllum(葉)が語源です。 oxypetalum・・・・・「尖った花弁の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
姫月下美人(Epiphyllum pumilum)も栽培されています。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 排水性、通気性のよい用土を使います。 植え付け 開花株は別ですが、苗はだいたい4〜6月頃に売られていることが多いと思いますので、これを買って植えつけます。ポット苗の場合は、4号鉢程度の大きさの鉢を使い、鉢底にゴロ土を入れて植え付けて、あんどん形の支柱を立てておきます。いきなり大きすぎる鉢に植えると、その後の生育がよくありません。 開花株を購入したときは、真夏の植え替えは避け、9月になって植え替えします。 鉢植えの用土 用土は、排水性、通気性のよいことが重要です。赤玉土、鹿沼土、腐葉土を4:3:3程度に混ぜた用土、あるいは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 置き場所 秋から春は日当たりのよいところに置くようにします。 梅雨時や雨が続きそうなときは、雨を避けて軒下などに移します。 植え替え 植え替えは、2年に1回程度を目安に、暖かくなった4〜5月ごろに行います。また、開花株を購入したときは花後の9月でもかまいません。 日常の管理 サボテン科の植物ですので、過湿にすると根腐れを起こすので注意します。必ず鉢土が乾いてから水やりをします。 植え込み材料にもよりますが、生育期間は週に1〜2回を基本に水やりをします。あまり乾燥させすぎるのはよくありません。 花後に、枯れ込んだ茎を切り取り、伸びすぎた茎を切り戻して形を整えます。 また、育てていると棒状の茎が伸びてきますが、そのままにしている伸び過ぎて株の形が乱れますので、育てている株の高さに届く前に切り戻しをします。その茎から葉が出てきます。 夏の管理 夏は明るい日陰に置きます。暑さには強いですが、直射日光が当たると日焼けをするので注意します。 冬の管理 耐寒性がないので、春まで室内の日当たりのよいところに置きます。 水やりは控えめにして、1〜2週間に1回程度を目安に軽く与えます。 肥料 生育期の5月から9月の間に、緩効性の固形肥料を定期的に株元に置肥します。 病気・害虫 夏にナメクジに新芽を食べられることがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |