コレオネマ

コレオネマの花
写真 ' ピンクファウンテン '
撮影時期 2004.4.3
栽培状況 開花株購入

科名

ミカン科

属名

コレオネマ属

学名

Coleonema pulchrum

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【コレオネマについて】

コレオネマは、南アフリカ原産のミカン科コレオネマ属の常緑低木です。この属には8種ほどが知られているようですが、よく見かけるのはプルクルム(C. pulchrum)です。淡ピンクの小さな花がたくさん咲く 'ピンクファウンテン' が3月ごろに園芸店やホームセンターに出ていることがあります。

その他には、アルバ(C. album)種もありますが、こちらはあまり見かける機会がありません。

【栽培メモ】

寒さにやや弱く、夏の高温を嫌いますので、少し育てにくかった印象を持っていますが、随分前のことなので、もう一度育てて見たいと思っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【コレオネマの概要】

樹高

本来は1〜2mほどになるようですが、鉢植えではそこまで大きくはなりません。葉はボロニアの葉を更に細かくしたような細葉で、葉にさわるとほのかな香りがあります。

春から初夏にかけて、薄い桃色の小さな花を多数咲かせます。白花品種もあります。

コレオネマの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

夏の高温を嫌います。耐寒性は比較的ありますが、強い霜に当たると枯れることがあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Coleonema・・・・・ギリシャ語の coleos (鞘) + nema (糸)が語源です。
※ 花びらの中に折りたたまれた花糸(雄しべの糸状の部分)に由来します。

pulchrum・・・・・「美しい」

【主な種類と品種】

‘ピンクファウンテン’

淡ビンクの花です。サンセットゴールドと比較するとやや大輪です。(写真:上の2枚)

‘サンセットゴールド’

淡ピンクの花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥を嫌いますので、水切れさせるとダメージが大きくなります。

植え付け

通常は、春先に園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますので、これを買って育てます。寒さにそれほど強くないので鉢植えが一般的ですが、温暖地では庭植も可能とされています。

購入した鉢が小さく根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回りか二回り大きい鉢に植え付けます。

コレオネマの花

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、ピートモスを2:2:1程度に混ぜた用土にパーライトを1割ほど加えたものなどが一例です。

植え場所・置き場所

夏場を除き、日当たりを好みます。

日常の管理

鉢植えの場合、乾燥を嫌うので水切れに注意します。水切れさせるとダメージが大きくなります。

夏の管理

暑い夏が苦手ですので、夏が来たら涼しい半日陰に、真夏は明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性がそれほど強くないので、鉢植えは霜の当たらない軒下や玄関先に置きますが、寒さの厳しいときは室内に取りこんだ方が安全です。

水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないようにします。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥をします。

病気・害虫

特にないようです。

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