コモンマロウ |
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【コモンマロウについて】 |
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コモンマロウは、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカが原産のアオイ科ゼニアオイ属の宿根草で、ウスベニアオイとも呼ばれます。 コモンマロウの学名は、マルバ・シルベストリス(Malva sylvestris)ですが、この仲間には変種のゼニアオイがあります。また、‘ブルーファウンテン'などの園芸品種もいくつかありますが、これらは、通常はコモンマロウとは呼びませんので別に、マロウとして取り上げています。 ところで、コモンマロウの和名はウスベニアオイですが、通常、上の写真の花を一般にコモンマロウと呼んでいる場合が多いようです。どう見ても赤紫の花色を薄紅とは言えないと思いますが、ここでは、とりあえず上の写真の品種をコモンマロウとしています。 ウスベニアオイとされているものは、その名のとおり桜色の花が咲くもので、どうやら混同されているのではないかと思われます。 また、しばしば、よく似た花が咲くゼニアオイを間違えてコマンマロウとしている場合があります。よく見ると花色も違いますが、ゼニアオイの草丈は1mほどであるのに対し、コモンマロウは2m近くなりますので見分けがつくかと思います。 なお、一般に、単にマロウという場合は、コモンマロウを指しますが、マロウという名前がついているものは他にもいくつかあります。ゼニアオイ属でないタチアオイ属の中にも、マロウという名前の付いたものがあります。 【栽培メモ】 秋播きにして育てたところ、非常に丈夫で生育が旺盛なことから、2年目には草丈が背丈を超えるほどになました。 なお、耐暑性はそれほど強くなく、2年目によく咲いた株はほとんど枯れてしまいましたので、短命な宿根草と考えるべきかと思われます。 |
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【コモンマロウの概要】 |
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草丈 1.5〜2mほどになります。 花 花径6pほどの赤紫の花が咲きます。花はティーやサラダに利用されます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、耐暑性はやや弱く関東以西の暖地では花後に枯れてしまうことが多くなります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Malva sylvestris 学名の説明 Malva・・・・・ギリシャ語の malache(柔らかくする)に由来するラテン古名が属名になっています。 sylvestris・・・・・「森に生ずる」 |
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【主な種類と品種】 |
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マロウという名前がついている種類です。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ タネから育てる場合は、直まにするかポットに播きます。 タネまき タネから育てる場合は、3月下旬〜4月ごろに播きます。直根性で移植を嫌うので、直まにするか、ポットに播きます。覆土は5mmほどにします。 直まきの場合は、50〜60cm間隔で2〜3粒播いて、発芽後、よい苗を残してほかは間引きします。 ポリポットに播く場合は、3号のものを使用し、2〜3粒播いて、発芽後、徐々に間引いてしっかりした苗を1本残します。 植え付け 株がとても大きくなりますので、鉢やプランターで育てるのは難しいかと思われます。 ポットに播いて育てた苗は、ポットの底に根が回ったら花壇に定植します。 定植する前に、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておき、植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 春や秋に園芸店などにポット苗が出ていますので、購入したら早めに植えつけます。 植え場所 日当たりのよいところに植えつけます。 日常の管理 株が背丈ほどに伸び、花の咲く頃になると倒伏しやすくなりますので、早めに支柱を立てます。 花が終わったら、切り戻しをしておきます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 肥料 やせ地でなければ、肥料はあまり必要ありません。 病気・害虫 ヨトウムシやネキリムシに幼苗がやられることがあります。また、夏にはハマキムシが発生しやすいので、オルトラン粒剤などの除虫剤を株元に撒いておくことをおすすめします。 |
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