クルシアネラ |
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【クルシアネラについて】 |
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クルシアネラ(クルキアネラ)は、コーカサスからイラン西北部が原産のアカネ科の多年草です。這性で、ピンクの花が美しいので、グランドカバーとしても大変優れていると思います。ただし、夏の高温多湿に弱く、温暖地の場合は宿根しにくいことから、秋まき一年草の扱いになります。 クルシアネラ(クルキアネラ)というは、旧の属名からきていて、今は、フオプシス属になっています。和名をアケボノムグラ(曙葎)と言いますが、葎というのは「荒れ地や野原に繁る雑草の総称」(広辞苑)です。また、ハナクルマバソウ(花車葉草)と言う呼び名もあります。 【栽培メモ】 9月下旬に播いたところ発芽も良好で、順調に育って写真のように咲いてきました。ところが、さあ、これからというところでしたが気温が上がるにつれて、だんだん元気がなくなってしまいました。暑さが原因と思われます。 余談になりますが、タキイ種苗からはプオプシスという学名で売られていたので、クルシアネラとは別物かと勘違いして、苗を購入したことがあります。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【クルシアネラの概要】 |
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草丈 ほふく性で、横に伸びますので、せいぜい15pほどでしょうか。 花 とても小さな花が集まって、球状に咲きます。何となくペンタスを小さくしたような花形です。花色はピンクです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、高温多湿が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (温暖地では)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Phuopsis・・・・・ギリシャ語の phu(セイヨウカノコソウの1種)+ opsis(似た)が語源です。 stylosa・・・・・「花柱のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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この属では、本種だけが流通しているようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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タネまき 発芽適温は20〜25度ですので、9月中旬〜10月上旬がタネまきの適期です。やや高温性なので、遅れると発芽しにくくなるようです。また、播く時期が遅くなって育苗が遅れると、翌年の春の開花は難しくなってしまいます。 箱まきにして、覆土は2mmほどにします。発芽後、本葉が2〜3枚になったらポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け ポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものにパーライトを2割ほど加えた用土などを使います。 株間 20〜25pほどにします。 植え場所・置き場所 温暖地の場合、庭に植えるときは落葉樹の下などが適しています。少なくても、西日が当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターで育てる場合は、初夏がくるまでは日当たりのよいところに置くようにします。 日常の管理 プランターなどに植えるときは、過湿にならないよう注意します。 夏の管理 暑さに弱いので、初夏になったら鉢やプランターは半日陰の涼しいところに、真夏は明るい日陰に移します。それでも、関東以西の温暖地では、夏越しは厳しいと言えます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。 肥料 庭に植えるときは、植え付け時に緩効性肥料を与えますが、後は、肥料は控えめでかまいません。 鉢やプランターで育てる場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植え付け、開花時期までは液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 特にないようですが、夏の暑さで枯れることがあります。 |
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