クリスマスローズ |
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【クリスマスローズについて】 |
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クリスマスローズは、ヨーロッパ中・南部及び西アジアが原産のキンポウゲ科クリスマスローズ属の宿根草です。いつの頃からなのか、急に人気が出てきて、最近の種苗会社のカタログを見てもたくさんの品種が出ています。特に、最近は八重咲きのものを多く見かけるようになりました。 本来のクリスマスローズというのは、ヘレボルス・ニゲル種のことですが、暑さに弱いこともあって、現在、温暖地で栽培されている多くは、レンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)といわれる系統が中心になっています。ですので、通常は、レンテンローズも一緒にしてクリスマスローズと呼ばれています。 オリエンタリスは、ニゲル種よりは開花時期が遅く、クリスマス頃には咲かず、開花時期は2〜3月頃になります。 【栽培メモ】 オリエンタリス系の品種を栽培したところ、暑さにも比較的強く、鉢植えは、半日陰に置いて育てていますが、毎年よく咲いてくれます。庭植えも、午前中日の当たるところに植えていますが、問題なく育っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【クリスマスローズの概要】 |
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草丈 30〜60p前後です。 花 ニゲル種はほとんどが白花で、一茎に1〜2花付けます。 オリエンタリス種は白、桃、紫、紅などの花色があり、一茎に数花咲かせます。 花径は、だいたい6p内外で、一重咲きがほとんどですが、最近は八重咲きの品種も多く出回るようになりました。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はたいへん強いですが、耐暑性がやや弱く、夏の暑さと乾燥を避ける必要があります。 その中でも、オリエンタリス種は比較的耐暑性が強いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (オリエンタリスは)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Helleborus・・・・・ギリシャ語の hellos (子鹿) + bora (食物)が語源です。 orientalis・・・・・「東の」、「東方の」 niger・・・・・「黒い」、「黒色の」 argutifolius・・・・・ argutus(鋭い)+ folium(葉)が語源です。 |
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【主な種類と品種】 |
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クリスマスローズは、大きくは、ニゲルやアウグスティフォリウスなどの有茎種とオリエンタリスなどの無茎種に分けることができます。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、オリエンタリスについて記載しています。 栽培のポイント ※ 鉢植えは、毎年、10〜11月ごろに、古い土と根をよくほぐして新しい土で植え替えます。 植え場所・置き場所 庭植えの場合は、有機質に富んだ半日陰に植えます。特に、7〜9月の夏の間は明るい日陰になるような落葉樹の下が最適です。 鉢植えの場合は、11〜4月は日当たりのよいところに、5〜6月と10月は半日陰に、そして7〜9月は日陰の涼しいところに置きます。そうした環境がないときは、遮光ネットを利用します。 植え付け 園芸店やホームセンターなどでは、冬から春先に開花株や苗が販売されていますので、これを買って植えつけます。また、種苗会社のカタログには、八重咲きなどたくさんの種類が載っています。 購入した株が4〜5号程度の鉢に植えられている場合は、そのまま花壇に植えてもよいですし、鉢植えで育てる場合は、10月ごろまで待って植え替えます。 小さなポット苗を入手したときは、できるだけ早めに5号程度の鉢に植え付けます。花壇に植える予定の場合でも、すぐに花壇に植えるのは避け、1〜2年育ててから花壇に植え付けます。 花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と有機質肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 この際、鉢の底に根が十分に回っているときは、根鉢を少し崩してから植えつけるようにします。 鉢植えの用土 水はけの悪い用土に植えると根腐れをすることがありますので、赤玉土、軽石、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土などを使います。 株間 何株も植える場合は、株間を50〜60cmほど広くとると、植えっぱなしにできる期間が長くなります。この場合、株間が寂しくなりますので、あまり根の張らない草花を植えこむことができます。 クリスマスローズだけを植えるなら30pほどの間隔にします。ただし、この場合は、株が早く混みあってきますので、間の株を間引いて別の場所に移す必要が出てきます。 植え替え 庭植えの場合は、数年間は植えっぱなしにします。花付きが悪くなって来たら、株分けをして植え替えます。 鉢植えは、毎年、10〜11月ごろに、古い土と根をよくほぐして新しい土で植え替えます。この際、鉢が小さいときは二回りほど大きめの鉢に、ある程度大きい鉢に植えている場合は、一回り大きめの鉢を使います。 日常の管理 10月〜5月ごろまでは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。 夏の管理 オリエンタリス種といえども夏の高温と強光は苦手ですので、花壇に植えた場合、多少とも日が当たる場合は、敷きわらをして地温の上昇を防ぐようにします。 鉢植えは、明るい日陰に移すか、遮光ネットを張るようにします。また、水やりは控えめにします。 冬の管理 耐寒性が強いので、戸外で冬を越しますので。 ふやし方 植え替えの時に、株分けして増やすことができます。この際、あまり細かく分けず、2〜3分割して、植えつけます。 肥料 庭植えの場合は、10月に有機質肥料を株元に施します。 また、鉢植えの場合は、10月〜3月に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 黒死病の発生が見られたら、防ぐ手立てがありませんので、すぐに株を抜いて処分します。 |
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