クルメケイトウ

クルメケイトウの花
写真 クルメケイトウ
撮影時期 2015.7.14
栽培状況 春まき後、庭植え

科名

ヒユ科

属名

ケイトウ属

学名

Celosia cristata

園芸分類

春まき一年草

別名

トサカケイトウ

原産地

熱帯アジア

主な用途

庭植え

花期

7〜8月

【クルメケイトウについて】

クルメケイトウ(久留米鶏頭)はトサカケイトウの園芸品種群で、クルメというのは久留米市で品種改良がなされたことに由来します。

花が球状になり、てとても見栄えがすることから、花壇などによく植えられています。種小名のcristata は鶏冠(とさか)を意味します。

【栽培メモ】

花が咲き始めてから、球形になるまで長い間楽しめます。だんだんと美しい花になっていくのは、楽しいものです。

温暖地に限ったことかもしれませんが、夏の酷暑では生育が悪くなるうえに、台風で傷んだりするので、タネまきの時期と定植が遅くならないようにすることが大切だと思いました。

【育て方は下へ ↓ 】

【クルメケイトウの概要】

草丈

80〜100pほどです。

赤色が一般的ですが、ピンクや黄色もあります。そのほか、複色花もあります。

クルメケイトウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Celosia・・・・・ギリシャ語の keleos(燃やした)に由来します。

cristata・・・・・「トサカ状の」

【主な種類と品種】

プライド

緋赤色に青茎の美しい品種です。

コロナ

濃い黄色と赤の複色花です。

切り花用混合

切り花用の各色の花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ あまり遅くなると、見頃を迎えるときに害虫の発生が増えてきますので、適期に播くことが肝要です。

タネまき

タネから簡単に育てることができます。播く時期を選べば、秋のお彼岸に利用できますが、遅く播くと害虫の防除に手間がかかります。

移植を嫌うとされていますので、通常は、直まき又はポットや小鉢に直接播くことになります。ただし、箱蒔きにして、早めにポリポットや小鉢に植え替えても、特に問題はありませんでした。

発芽適温が25度と高いため、4月中旬から5月中旬ごろに播いた方が無難です。ただし、あまり遅くなると、見頃を迎えるときに害虫の発生が増えてきますので、適期に播くことが肝要です。覆土はタネが隠れる程度にします。

直まきの場合は、20〜25cmの間隔を目安に徐々に間引きしていきます。ポットに直接播いた場合も、徐々に間引きし本葉が4〜6枚のころまでに一本立てにします。箱まきの場合は、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えて育苗します。

クルメケイトウの花

植え付け

ポットに播いたときは、ポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。遅くなって植えつけると、株が十分に育たないうちに花を付けてしまい、貧弱な株になってしまいます。

花壇に定植するときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて庭土とよく混ぜて植えつけます。

株間

20〜25cmとします。

植え場所

日当たりのよいところに植え付けます。

日常の管理

丈夫で、植え付け後は特に手入れはいりませんが、株が傾いてきたら支柱を立ててやります。

肥料

花壇に植える場合は、定植時に、化成肥料を30gほど施しますが、追肥等はほとんど必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1月ほどしたら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

ヨトウムシに注意します。

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