グロキシニア |
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【グロキシニアについて】 |
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グロキシニアは、ブラジル原産のイワタバコ科オオイワギリソウ属の春植え球根です。セントポーリアを大型にしたような雰囲気の花で、弱光線を好むところも似かよっています。何といっても、ビロードのような独特の花が大変豪華で、初夏から夏にかけて、室内で花を楽しむことができます。 春植え球根ですが、一般には球根は販売されてなく、球根から育てることはありません。4月頃から園芸店やホームセンターに開花株がたくさん出回りますので、通常は、これを買って育てることになります。 とはいえ、購入した株が休眠期に入ったら、まのまま室内の暖かいところで春まで保管しておいて、春に植え替えて育てれば、再び花を咲かせることは、それほど難しいことではありません。 ところで、グロキシニアというのは旧の属名に由来します。現在はオオイワギリソウ属に分類されていますが、今も昔の属名で呼ばれています。 【栽培メモ】 初夏から室内で美しい花が楽しめますが、花が終わるといつの間にか管理を忘れていました。そこで、適切に管理すれば翌年も花を見られるのではないかと思い、部屋の中に置いて休眠させていた株の球根を、春になって、少し大きめの6号鉢植え替えて育ててみました。 その結果は、思った以上の大株に育ち、大きい葉は17×11cmほとにもなりました。株が大きくなると花の数もびっくりするほどたくさんになり、とても見事に咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【グロキシニアの概要】 |
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草丈 草丈は、15〜20p程度です。葉は、やわらかな感触があり、大きくて美しいものです。 花 花は、ビロードのような独特の光沢があり、花色は、ピンク、赤、紫が主体で、覆輪の品種もあります。 以前は一重咲きがほとんどでしたが、最近は八重咲きの品種も多く出回っています。 花茎は8pほどで、頂部に4〜7輪の花をつけるので、大変豪華です。肥培管理をすると15輪ほどの花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は弱く、冬越しさせるには、11月に入ったら水切りし、部屋の中など5度以上の場所で管理します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Sinningia・・・・・19世紀のドイツの園芸家 Wilhelm Sinning への献名 speciosa・・・・・「美しい」、「きれいな」 |
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【主な種類と品種】 |
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園芸店やホームセンターでは名前付きのものは売られていませんが、次の品種は、タネが売られています。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 年間を通じて、室内の明るい日陰に置いて管理します。 ※ 水やりは、鉢の表面が乾いてから、花と葉に水がかからないように与えます。 植え付け グロキシニアは、寒さに弱く、また、直射光を嫌うことから、鉢植えでの栽培になります。タネや球根から育てることもできますが、一般的には、園芸店やホームセンターで売られている開花株を購入して育てます。 球根は、ほとんど販売されていませんが、冬越しした球根があれば芽が出始める前の4月上旬ごろに植え替えます。 タネから育てるのは、少し難しいことから上級者向きと言えます。 鉢植えの用土 用土は、赤玉土、ピ−トモス、腐葉土(又はバーク堆肥)を5:2:3程度に混ぜた用土などを使います。 私は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を等量に混ぜた用土を使っていますが、よく育っています。 置き場所 グロキシニアの栽培で気をつけることは、葉焼けを起こさないようにすることです。 直射光を嫌いますので、年間を通じて、室内の明るい日陰に置いて管理します。窓際に置く場合、日が室内に差し込む時期はレースのカーテンで遮光します。暗い場所では花が咲きません。 植え替え 植え替えは、芽が出始める前の4月上旬ごろに行います。鉢から球根を掘り上げ、古い土と根を落として、球根が少し隠れる程度の浅植えします。 鉢をビニール袋で覆い、発芽を促します。芽がいくつか出てきますが、大きくて丈夫な芽を1〜2残し、他は掻き取ります。掻き取った芽は、挿し芽にできます。 日常の管理 水やりは、鉢の表面が乾いてから、花と葉に水がかからないようにして与えます。本来、高温多湿を好みますが、過湿にすると病気にかかりやすくなります。 葉が折れやすいので、取り扱いに注意します。また、咲き終わった花や枯れた葉をそのままにしておくと、病気の原因になりますので、早めに摘み取っておきます。 夏の管理 部屋を閉め切ったままにしておくと、灰色カビ病などが発生しやすくなりますので、できるだけ窓を開けて風通しをよくしてやります。 冬の管理 寒くなってくると、葉が枯れてきて休眠期に入ってきますので、水やりを中止します。枯葉を取り除き、春までそのまま保存します。休眠期は5度以上必要とされていますが、室内に置いておけば冬を越します。 ふやし方 春の植え替え時に分球してふやすことができます。また、春に出てくる芽の中で、かきとった芽をバーミキュライトなどに挿すと発根してきますので、植え付けをした用土と同じ用土を使って植え付けます。 また、葉挿しで増やすことができます。6〜7月に、葉柄をつけて切り取り、バーミキュライトや赤玉土などに挿せば30日前後で発根します。 肥料 植え付け、植え替えのときに緩効性の化成肥料を培養土に混ぜ込みます。後は、成育期間中、緩効性の固形肥料を定期的に与えるか、液肥を月2〜3回ほど与えると長い間咲き続けます。 病気・害虫 過湿にしたり、葉や花に水をかけたりしていると、疫病や灰色カビ病などが発生する場合があります。 |
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