クルクマ Curcuma spp.

クルクマの花
写真 クルクマ 'シャローム'
撮影時期 2007.10.7
栽培状況 庭植え
科名・属名

ショウガ科
ウコン属

園芸分類

春植え球根

別名

ウコン

原産地

熱帯アジア、熱帯アフリカ、オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

8〜10月

【クルクマについて】

クルクマは、熱帯アジアに40種ほどが自生する春植え球根です。ウコン(C. longa)もこの仲間ですが、園芸として栽培されるのはクルクマ・シャローム(C. alismatifolia)やペティオラータ(C. petiolata)の園芸品種です。

クルクマは、水持ちがよいことから、切り花としても利用されます。やや寒さに弱いことが残念ですが、10月でも花が咲きますので、その点でも魅力があります。

また、冬のくる前に掘り上げて保管し、春、暖かくなって植え付ければ、毎年花を楽しむことができます。

栽培したところでは、暑さに強く、花が少なくなった10月にも咲いてくれました。初めて植えたとき、なかなか芽が出てこないのでやきもきしたことを覚えています。

【花の特徴と性質】

クルクマの花

草丈

(おもな種類と品種を参照してください。)

(おもな種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強いですが、半耐寒性ですので暖地でも冬は掘りあげた方が安全です。

学名の説明

Curcuma・・・・・アラビア語の kurkum(黄色)が語源です。
※ 根茎に黄色の色素が含まれており、染料に使われていたことに由来します。

alismatifolia・・・・・「ヘラオモダカ属のような葉の」

petiolata・・・・・「葉柄のある」、「葉柄を持っている」

【主な種類と品種】

クルクマ・シャローム
C. alismatifolia

苞葉が大きいのが特徴です。晩夏から秋に桃色の花を咲かせます。草丈は40〜60p

紫苑
C. petiolata

ペティオラータ種で、紫がかった濃い花色が魅力の品種です。(写真:上から2枚目)

キモノピンク

草丈は低く30pほどで、濃桃色の花が咲きます。(写真:下から2枚目)

エメラルド チョコゼブラ
'Emerald Choco Zebra'

草丈が約60cmほどで、エメラルドグリーンの大きな苞が魅力の品種です。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植えつけ後に低温にあうと発芽が非常に遅れますので、植えつけは十分に暖かくなった4月下旬〜5月ごろ行います。

寒冷地の場合は、鉢に植えて室内の暖かいところに置いて発芽してから定植した方が安全です。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料を加えて庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

植え付け後は、不織布などでトンネルをしてやると地温が上がり発芽が早くなります。トンネルは6月中をメドに行い、気温が高くなってきたら裾をすかすなどして、トンネル内が暑くなりすぎないようにします。

クルクマの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

花壇に植える場合は、5〜8pほどに、また、鉢植えの場合は3cmほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりのよいところに植え込みます。日当たりが悪いと満足する結果は期待できません。

鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、真夏は半日蔭に移すと鉢土の乾燥を多少なりとも防ぐことができます。

株間

花壇に植える場合は、地植えの場合は、20〜25pに1球とします。

鉢植えの場合は、6〜7号鉢に1球が適当です。

植え替え

クルクマは耐寒性が弱いので、花壇に植えた場合は、毎年掘り上げて植え替えます。

日常の管理

暖かくなれば、灌水を多めにして乾燥させないようにします。特に、鉢やプランターで育てている場合は、夏場の水やりを忘れないようにします。

花壇に植えている場合も、晴天が続いて庭土が乾燥してきたときは、水やりをします。

クルクマの花

休眠期の管理

11月ごろに葉が枯れたら掘り上げて、丁寧に水洗いして陰干しした後、バーミキュライトなどに詰めて室内で保存します。

ふやし方

植え付けの時に、分球して増やすことができます。

肥料

元肥のほかに、芽が伸び始めた頃に追肥として化成肥料を少量与えます。また、花後にも追肥をして肥培管理を続けると長く花が楽しめます。

鉢やプランターに植えた場合は、5〜10月ごろまで、月1回程度置き肥をします。

病気・害虫

夏場になると、ヨトウムシに葉を食べられることがあります。

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