キバナホウチャクソウ

キバナホウチャクソウの花
写真 キバナホウチャクソウ
撮影時期 2021.4.15
栽培状況 鉢植え

科名

イヌサフラン科

属名

ホウチャクソウ属
(チゴユリ属)

学名

Disporum flavens

園芸分類

宿根草

別名

キバナアマドコロ

原産地

朝鮮半島、中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【キバナホウチャクソウについて】

キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)は、朝鮮半島や中国原産のイヌサフラン科ホウチャクソウ属(チゴユリ属)の宿根草です。日本に自生しているホウチャクソウ(D. sessile)は淡緑白色の花が咲きますが、キバナホウチャクソウはその名のとおり黄色の花が咲きます。

ホウチャクソウは漢字で宝鐸草と標記されますが、この宝鐸というのは、仏堂や塔の四方の軒に吊して飾りとする大型の風鈴のことで、下垂する花の姿をこの宝鐸に見立てたことに由来します。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、夏場、明るい日陰に置いてあったところ、夏の暑さも乗り切りましたので、温暖地でも育てやすそうです。

芽が出てくるのが遅いので、やきもきした記憶があります。芽が出てくるとすぐに花が咲きました。

【育て方は下へ ↓ 】

【キバナホウチャクソウの概要】

草丈

40〜50pほどになります。

黄色の花がうつむいて咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Disporum・・・・・ギリシャ語の dis(2つ)+ spora(種子)が語源で、液果が枝先に1〜2個付くことに由来します。

flavens・・・・・「淡黄色の」、「帯黄白色の」

sessile・・・・・「無柄の」

【主な種類と品種】

同属で同じ黄色の花が咲く種類に、九州や紀伊半島に自生するキバナチゴユリ(D. lutescens)があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

3月もしくは10月頃が植え付けの適期です。庭植え、鉢植えいずれでも栽培できます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)葉土)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。その際、深植えは避けるようにします。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、腐葉土を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、午前中、少し日が当たるようなところが適していて、西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢植えは、春と秋は日当たりのよいところに置きます。

キバナホウチャクソウの花

植え替え

鉢植えは2〜3年に1回、庭植えも数年したら植え替えるようにします。

日常の管理

花がらは早めに取りようにします。

夏の管理

鉢植えは、5月になったら半日陰に、真夏は明るい日陰に置きます。

冬の管理

冬が来ると地上部は枯れてなくなりますが、耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。鉢植えはやや乾燥気味にしますが、乾燥させすぎないようにします。

ふやし方

株分けで増やすことができます。

肥料

春先と秋に緩効性の固形肥料を置肥しますが、量は少なめでかまいません。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはないようです。

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