ギリア・トリコロール

ギリア・トリコロールの花
写真 ギリア・トリコロール
撮影時期 2015.4.18
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名

ハナシノブ科

属名

ヒメハナシノブ属

学名

Gilia tricolor

園芸分類

秋まき一年草

別名

アメリカハナシノブ

原産地

北アメリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ギリア・トリコロールについて】

ギリア・トリコロールは、北アメリカ原産のハナシノブ科ヒメハナシノブ属の秋まき一年草で、英名をバーズアイ(鳥の目)と言います。これは、花の中心が黒紫色で何となく目のように見えるところからきています。

比較的栽培が少ないようですが、小さいながらも美しい色合いの花がたくさん咲きますので、なかなか魅力のある草花と言えます。

【栽培メモ】

タネを播いて育てましたが、、発芽もよく、また、苗の生育もよいので育苗は簡単でした。写真は霜が降りそうな寒い日だけ不織布で霜よけをしたものですが、そうすることで4月上旬から咲き始めました。

なお、温暖地では霜除けは不要かもしれませんが、全く霜除けなしで育てたことはありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ギリア・トリコロールの概要】

草丈

40〜50pほどになります。 切れ込んだ葉もなかなか魅力的です。

花径2pほどの小さな花で、淡青〜紫です。花付きがよいので、満開になると、たいへんきれいです。

ギリア・トリコロールの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

寒さには比較的強いようです。高温多湿に弱いので、夏には枯れてしまいます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Gilia・・・・・18世紀のスペインの植物学者 Felipe Luis Gil に因みます。

tricolor・・・・・「三色の」

【主な種類と品種】

種苗会社のカタログなどでもめったに見かけませんが、花色のミックスされたタネが販売されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※花壇に植えた場合は軽く霜除けをすると安心です。

タネまき

乾燥には強いですが、過湿には弱いので、秋に播いて梅雨が来るまでに花を咲かせるようにします。

発芽適温が15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬ごろに箱まきします。覆土はタネが隠れる程度に薄くします。発芽率はよく、余るほどの苗ができます。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて育苗します。

ギリア・トリコロールの花

植え付け

ポリポットの底に根が回ったら、花壇やプランターに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

定植する際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25pほどにします。 密植しすぎると茂りすぎて、根元が蒸れてしまいます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

冬の管理

寒さには比較的強いですが、庭植えの場合は軽く霜除けをすると安心です。

鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などで育てます。

ギリア・トリコロールの花

肥料

庭植えの場合は、肥料はあまり必要としません。多肥にすると間延びした草姿になります。

鉢やプランターで育てる場合は、元肥のほか、冬場を除き液肥を月に2回ほど与えます。

病気・害虫

うどんこ病に注意します。また、アブラムシが付くことがあります。

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