ギンバイソウ

ギンバイソウの花
写真 ギンバイソウ
撮影時期 2020.6.28
栽培状況 鉢植え

科名・属名

アジサイ科
ギンバイソウ属

園芸分類

宿根草(山野草)

別名

ギンガソウ

原産地

関東以西の本州、四国、九州など

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜7月

【ギンバイソウについて】

ギンバイソウ(銀梅草)は、本州の関東以西、四国、九州の林床に自生する宿根草(山野草)です。園芸では、中国原産のアオバナギンバイソウ(青花銀梅草)もよく栽培されています。

名前の由来は、梅の花に似た花が咲くことからですが、葉先が二裂しているところが特徴です。

ところで、よく似た名前にキンバイソウ(金梅草、又は金盃草)がありますが、これはトロリウスとも呼ばれる別の植物です。また、ギンパイソウ(銀盃草)は、ニーレンベルギアの仲間です。

【栽培メモ】

アオバナギンバイソウを鉢植えで育てていますが、比較的耐暑性があり香南市野市町の夏を乗り切り、購入した翌年も春に芽を出してよく育っています。ただし、生育はゆっくりです。

【ギンバイソウの概要】

草丈

40〜70pほどになります。

花径2pほどで、つぼみが苞葉に包まれているので球状をしています。

日本に自生するビフィダ種は白花ですが、中国産のカルレア種は藤色の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Deinanthe bifida

学名の説明

Deinanthe・・・・・ギリシャ語の deinos(異常の)+ anthos(花)が語源です。

bifida・・・・・「2裂の」、「二つに裂けた」

caerulea・・・・・「青色の」

【主な種類と品種】

ギンバイソウ
D. bifida

日本産で、草丈は40〜70pほどになり白い花が咲きます。

アオバナギンバイソウ
D. caerulea

中国原産で、藤色の花が咲きます。草丈は50pほどになります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えで育てる場合は、水はけのよい用土を使い、生育期はやや多めに水やりをします。

※ また、半日陰で、真夏は明るい日陰で育てます。

植え付け

園芸店やホームセンターでは見かけませんので、種苗会社のカタログかネットで注文します。適地があれば庭植えもできますが、温暖地の場合は、水やりの手間をいとわなければ、季節によって環境の変えられる鉢植えの方が育てやすいと言えます。

ギンバイソウの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。

植え場所・置き場所

春は日が当たり、以後は半日陰〜日陰になる落葉樹の下などが適しています。また、適度に湿り気があり肥沃な土壌であれば最適です。西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢植えは、春先は日当たりがよくてもかまいませんが、その後は半日陰に置きます。また、夏は、直射光を避け明るい日陰に置きます。

植え替え

鉢植えは、2年に1回、春先に植え替えます。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、鉢植えは水切れをしないようにします。特に夏場は注意します。

水はけのよい用土を使う場合は、生育期は少し頻回に水やりをすることになりますが、少しぐらい過湿になっても問題はありませんでした。

肥料

春に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にありません。

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