キャンディリリー

キャンディリリーの花
写真 キャンディリリー
撮影時期 2011.7.11
栽培状況 秋播き後、庭植え

科名・属名

アヤメ科
アヤメ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

(属間交配種)

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜8月

【キャンディリリーについて】

キャンディリリーは、お菓子のような名前がついていますが、 ヒオウギとアイリス・ディコトマ(Iris dichotoma)との属間交配種で、葉はアヤメ、花形はヒオウギに似ています。とても丈夫なのでほとんど手間がかかりません。

特徴は、美しい花色で、いろいろな色合いの花が咲きます。ヒオウギは花弁に斑点が入りますが、キャンディリリーには斑点の入らないものもあります。

【栽培メモ】

上の写真は、タネから育てたものですが、育苗は簡単で宿根して、よく花が咲きました。

【キャンディリリーの概要】

キャンディリリーの花

草丈

60p〜1mほどになります。

花形はヒオウギ似て、花色は黄、オレンジ、赤、青色、紫、などです。花に斑点が入るものと入らないものがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Iris x norrisii(= x Pardancanda norrisii)

学名の説明

Pardancanda・・・・・Pardanthus(ヒオウギ)+ Belamcanda(ヒオウギ属)を組み合わせた造語です。

norrisii・・・・・20世紀のアメリカの育種家 Samuel Norris に因みます。

【主な種類と品種】

種苗会社のカタログなどを見ると、各色の混合で売られています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭に植えた場合は、4〜5年は植えっぱなしにできます。

※ 鉢植えは、2年に1回は植え替えるようにします。

タネ播き

キャンディリリーは、苗を買って育てることが多いですが、タネから育てることができます。

3月下旬〜4月がタネまきの適期で、育苗箱に播き、薄く覆土します。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて育苗します。

キャンディリリーの花

植え付け

タネから育てたときは、ポットの底に根が回ってきたら庭に定植します。春播きで、翌々年になると上の写真のようによく咲きます。

苗は、種苗会社のカタログなどに載っていますので、これを買って植えつけます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

30pほどにします。

植え場所

日当たりのよいところを好みます。

植え替え

庭に植えた場合は、4〜5年は植えっぱなしにできます。株が混み合ってきたら、春か秋に株分けを兼ねて植え替えます。

鉢植えは、2年に1回は植え替えるようにします。

日常の管理

丈夫なのでほとんど手間がかかりませんが、花が終わったら花茎を切り取っておきます。

冬の管理

冬は地上部がなくなりますが耐寒性がありますので、温暖地では庭に植えても霜除け等は必要ありません。

ふやし方

植え替えのときに株分けで増やすことができます。

肥料

庭に植える場合は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に与えます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、生育期間中、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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