キツネノカミソリ |
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【キツネノカミソリについて】 |
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キツネノカミソリは、 ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根植物で、リコリス の仲間です。花はオレンジ色で、花色の濃い品種もあります。夏の花のない時期に咲きますので貴重です。 名前の由来は、葉の形がカミソリに、また、花の色が狐色をイメージさせるところから来ていると言われています。ただし、種小名のサンギネアは「血紅色の」という意味ですので、狐色とは少し違っているように思われます。他のリコリスと同様大変育てやすい球根ですので、庭植えの場合は、一度植えると手間がかかりません。 【栽培メモ】 もっぱら庭植えで育てていますが、植えっぱなしで毎年よく咲いてくれます。 |
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【キツネノカミソリの概要】 |
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草丈 20pほどです。花茎を入れると30〜40pになります。 春に出葉するタイプです。 花 花径5pほどのオレンジ色の花が咲きます。 花色には濃淡があって、色の濃い品種は上の写真のように種小名の「血紅色の」という色合いになります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性とも強いです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lycoris sanguinea 学名の説明 Lycoris・・・・・ギリシャ神話の海の女神リコリス(Lycoris)に由来しています。 sanguinea・・・・・「血紅色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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花色の濃い品種のほか、オオキツネノカミソリ(L. sanguinea var. kiushiana)は、キツネノカミソリの変種で、より花が大きく開花時期も早い種類です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ ※ 庭植えの場合は、数年は植えっぱなしにできます。 植え付け 7〜8月頃が植えつけの適期ですが、球根を手に入れたら早めに植え付けます。庭植えの方が植えっぱなしで手間がかからず、栽培には適していますが、鉢やプランターでも育てられます。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付けの深さ 庭に植える場合は、球根の上に土が10pほど被る程度の深さに植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、球根の頭と用土が同じ高さになる程度もしくは少し隠れる程度のの浅植えとします。 鉢植えの用土 鉢植えの用土は、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度にしたものを使います。私は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度にした用土に植えていますが、問題なく育っています。 株間 庭に植える場合は、10〜15pほどにします。 鉢植えの場合は6号鉢に3球を目安にします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、水はけがよく日当りのよいところに植えつけますが、半日陰程度でも、特に、問題はありません。 鉢植えも、日当たりよいところで育てますが、夏は、半日陰程度になるところが最適です。 植え替え 庭植えの場合は、数年は植えっぱなしにできます。むしろ、そうした方が、花数が年々増えて美しく咲いてくれます。 植えてから5〜6年ほどたつと球根が混みあってきますので、7〜8月ごろに掘り上げて分球し、すぐに植えつけます。 鉢植えの場合は、小さい鉢の場合は毎年、大きい鉢やプランターに植えた場合は、2〜3年に1回を目安に植え替えます。 植え替えするときは、葉が枯れてから球根を掘り上げ、すぐに植えつけます。 日常の管理 花が終わったら、早めに花茎を切り取っておきます。 また、休眠期に入ると地上部がなくなりますので、目印をしておかないと、植えた場所を忘れて必要のない時に掘り返すことになりかねませんので注意します。 冬の管理 耐寒性が強いので、温暖地では霜除け等は特に必要ありません。 休眠期の管理 初夏になると地上部が枯れて休眠期に入りますが、植え替えを予定しているときも、すぐに掘り上げずに、そのまま植え替え時まで待ちます。 鉢やプランターに植えている場合は、カラカラにしないでときどき軽く水やりします。 ふやし方 植え替えの時に、分球して増やすことができます。 肥料 それほど多肥にしなくてもよく育ちますが、庭に植えているときは葉の出る前後に化成肥料を与えます。 鉢やプランターに植えている場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与えます。後は、生育期間中に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 特にありません。 |
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