キョウチクトウ(夾竹桃) Nerium indicum

キョウチクトウの花
写真 'ミセス・ローディング'
撮影時期 2014.6.11
栽培状況 庭植え
科名・属名

キョウチクトウ科
キョウチクトウ属

園芸分類

常緑小高木

別名

(特にありません)

原産地

インド

用途

庭植え

花期

6〜9月

【キョウチクトウについて】

キョウチクトウは、夏の花木として、サルスベリと並んで最も代表的なものです。樹勢が強く、枝が大きく広がりますので、庭に余裕がないときは、矮性の品種がお勧めです。また、公園の植栽や街路樹としてたくさん植えられていますので、それを見て楽しむのが良い方法かもしれません。

花色は、ピンクの八重咲きがよく植えられていますが、上の写真のような園芸品種もあります。

ところで、キョウチクトウには木全体に毒があり、肉を焼くのに生木の枝を串代わりにしたり、箸として利用して中毒を起こした例がよくあげられます。

しかし、いまどき、キョウチクトウの枝を箸代わりにするなどということは考えられないことで、危険性を煽ること自体ナンセンスではないでしょうか。生木を燃やしたりさえしなければ過度に心配する必要はないと思います。

最近、このことが取り上げられたりしていますが、キョウチクトウは、昔から栽培されてきていて、植えられているキョウチクトウが害になるという話は聞いたこともありません。聞きかじった知識で、不安を煽るようなことを言う者がいることにはとても腹が立ちます。

スズメバチやマダニなどの昆虫はもとより、危険なものは、身の回りにあふれているのに、美しい花を初夏から咲かせるキョチチクトウを伐採したところがあるようです。全く馬鹿げたことで呆れてしまいました。

私も庭に 'ミセス・ローディング' という品種を植えていますが、栽培したところでは、剪定しながら何とか狭い庭に収まっています。素手で剪定をしたことも再三ですが、全くなんの問題もありません。

【花の特徴と性質】

キョウチクトウの花

もともと、暖地性の花木で、夏の日照りにも負けることなく、花を咲かせ続けます。

公害にも強い木ですので公共用地や街路樹にもよく利用されています。

樹高

3〜5m程度の株立ち状になります。樹高が低い矮性の品種もあります。

花径は3〜4pほどで、花色は一般にはピンクの八重咲きですが、白、赤、淡黄、濃赤などがあります。

耐寒性・耐暑性

暖地では問題ありませんが、寒さに弱く北日本では越冬が困難と言われています。

学名の説明

Nerium・・・・・ギリシャ語の neros(湿った)に由来するラテン名から

indicum・・・・・「インドの」

【主な種類と品種】

‘ペチートサーモン’

サーモン色の花が咲く矮性品種で、樹高は1mほどです。

‘ミセス・ローディング’

サーモンピンクの優しい色合いの八重咲き品種です。

‘ミセス・スワンソン’

淡紅色の八重咲き品種です。樹高は2〜3mになります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植え付けは4月〜5月又は9〜10月ごろが適期です。木が大きくなりますので鉢植えには不向きです。

キョウチクトウの花

暑さに負けず咲き続ける大変樹勢の強い木です。それだけに、狭い庭だと持て余すことにもなりかねません。

庭に植える場合は、品種選びと将来の樹の大きさを考えて判断しなければなりません。

植え付ける際は、苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3〜4割程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え場所

暖地では問題ないですが、寒地では、北風の当たらないところに植え付けます。

樹勢が強いので、土質は選びません。多少のやせ地でもよく育ちますが、日当たりがよい場所を選びます。

剪定

花芽は、その年に伸びた充実した枝の頂部にできますので、剪定は花後に行います。

樹勢が強いので、3〜4年も手を入れないと枝がたくさん出て大きな株になりますので、必要な場合は強剪定をします。

強剪定をするときは、幹となる枝を3〜5本程度に整理し、枝を強く切り詰めるようにします。

キョウチクトウの花

ふやし方

繁殖は、挿し木ができます。6〜7月に挿し木すれば簡単に発根します。

肥料

木が大きくなりすぎるので、やせ地以外は肥料は控えめにします。

病気・害虫

アブラムシとカイガラムシがつくことがありますが、それほどの被害はありません。

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