キバナノコギリソウ

キバナノコギリソウの花
写真 キバナノコギリソウ
撮影時期 2014.6.19
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
ノコギリソウ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

ロシアのコーカサス地方、イランなど

用途

庭植え

花期

6〜7月

【キバナノコギリソウについて】

キバナノコギリソウは、ロシアのコーカサス地方やイランが原産のキク科ノコギリソウ属の宿根草で、その名のとおり黄色の花が咲きます。セイヨウノコギリソウと比較すると、大型の草姿で葉もシダのように大きく、ワイルドな印象を受けます。

比較的耐暑性がありますので、温暖地でも比較的容易に宿根します。また、宿根草ですがタネも売られていますので、タネを播いて育てることができます。

【栽培メモ】

秋にタネを播いて育てた株を庭に植えてみたところ、残った株は半分ほどになりました。しかし、残った株は宿根し、よく咲いてくれました。

【キバナノコギリソウの概要】

草丈

1〜1.2mほどになります。

黄色の小さな花が集まって、10cmほどの花房になります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く、耐暑性も比較的あります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Achillea filipendulina

学名の説明

Achillea・・・・・古代ギリシャの医師 A. Achilles に由来します。

filipendulina・・・・・「シモツケソウ属のような葉の」

【主な種類と品種】

アキレア(セイヨウノコギリソウ)は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 株が混みあってきたら春か秋に株分けを兼ねて植え替えます。

タネまき

苗はあまり出回っていませんが、タネが売られていますので、タネを播いて育てることができます。

まき時は、9月下旬から10月中旬が適期です。育苗箱にまいても、ポットに直接播いてもかまいません。覆土は2mmほどにします。春まきもできますが、開花は翌年になります。

育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えます。ポットに直接播いた場合は、発芽後、しっかりした苗を1本残して、ほかは間引きします。

植え付け

大型の宿根草になりますので、鉢で育てるよりも庭に向いています。鉢やプランターで育てるならセイヨウノコギリソウが適しています。

タネをまいて育てたときは、ポットの底に根が回ったら植え付けます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥と緩効性の化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

キバナノコギリソウの花

株間

株が大きくなりますので30〜40cmほどにします。

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけますが、比較的耐暑性があるものの、夏の西日が長く当たるところは避けた方が賢明です。

植え替え

株が混みあってきたら春か秋に株分けを兼ねて植え替えます。

日常の管理

花が終わったら切り戻しをしておきます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

ふやし方

タネから育てる以外に、株分けで増やすことができます。

肥料

春先に緩効性肥料を与えますが、それほど多肥にする必要はありません。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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