カランドリニア

カランドリニアの花
写真 カランドリニア
撮影時期 2003.5.17
栽培状況 秋まき後、鉢植え
(冬は軒下で管理)

科名

スベリヒユ科

属名

カランドリニア属

学名

Calandrinia umbellata

園芸分類

秋まき一年草

別名

イワスベリヒユ

原産地

ペルー、チリ

主な用途

鉢植え

花期

5〜6月

【カランドリニアについて】

カランドリニアは、南米のチリやベルーが原産のスベリヒユ科カランドリニア属の秋まき一年草です。あまり見かけることのない草花ですが、小さいながら、きれいな花が咲きますので、鉢やプランターで育てるのに適しています。

本来は宿根草ですが、高温多湿が苦手です。また、耐寒性が弱く霜に当たると傷んでしまいます。

【栽培メモ】

タネを播いて育てたところ、花は咲きましたが少し過湿になってしまい、やや不満の残る結果になりました。もう一度栽培したいところですが、残念ながらタネが入手できずにいます。

【育て方は下へ ↓ 】

【カランドリニアの概要】

草丈

10〜15pほどです。葉に細かい毛があります。

花径は1.5〜2pほどの小さな花ですが、ひとつの花茎にたくさんの花が咲きますので見栄えがします。花色は、桃紅色が多いようです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性が弱く、温暖地以外は露地での越冬は困難なようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Calandrinia・・・・・19世紀のスイスの植物学者 Jean Louis Calandrini への献名

umbellata・・・・・「散形花序の」

【主な種類と品種】

以前に大和種苗からタネが発売されていましたが、最近、種苗会社のカタログにも出ていないのが残念です。園芸店やホームセンターで、‘ミルキーピンク’という品種の苗が販売されていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に管理します。

※ 冬は霜の当たらない軒下などに移し、水やりは控えめにします。

タネまき

タネは9月下旬から10月中旬に播きます。覆土は、タネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。タネからの育苗は、温度さえ確保してやれば、それほど難しくはありませんでした。

植え付け

ポットの底に根が回ったら鉢やプランターに植え付けます。耐寒性がやや弱いことと過湿を嫌いますので、鉢やプランターで育てます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使いますが、水はけをよくするため、いづれの場合もパーライトを1〜2割ほど加えます。

カランドリニアの花

株間

15p程度が適当です。

置き場所

日当たりのよいところで育てます。長雨が続きそうなときは、雨のかからないところに置きます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に管理します。

繁殖は、挿し芽で増やすことができます。

冬の管理

耐寒性がありませんので、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは控えめにします。

肥料

多肥にする必要はありません。鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を控えめに与え、後は、暖かくなったら追肥として液肥を2〜3週間に1回ほど与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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