カサバルピナス

カサバルピナスの花
写真 カサバルピナス
撮影時期 2019.4.13
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名

マメ科

属名

ハウチワマメ属

学名

Lupinus hirsutus

園芸分類

秋まき一年草

別名

カサザキルピナス

原産地

ヨーロッパ南部

主な用途

庭植え

花期

4〜5月

【カサバルピナスについて】

カサバルピナス(傘葉ルピナス)は、ヨーロッパ南部原産のマメ科ハウチワマメ属の秋まき一年草です。その名のとおり、大きな葉を傘にたとえて付けられたものです。ルピナスの中でも大型で、高さが60〜80センチほどになります。

花は、白とブルーのツートンカラーでなかなか美しいものです。

【栽培メモ】

3号のポリポットにタネを播いてみましたが、タネがとても大きくて扱いやすく、また、発芽後の苗の生育も旺盛でした。その後、花壇に植えて育てましたが、霜除けなしで冬を越してよく咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【カサバルピナスの概要】

草丈

60〜80pほどになります。

花は白とブルーのツートンカラーです。長い花茎が伸びて穂状に花が咲きます。

カサバルピナスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性はありますが、耐暑性は弱く、夏には枯れてしまいます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Lupinus・・・・・ lupus(オオカミ)に由来するローマの植物名から

hirsutus・・・・・「粗毛のある」、「剛毛のある」

【主な種類と品種】

ルピナスの仲間は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 移植を嫌うので、一晩水につけてから直播き又はポリポットに播きます。

タネまき

9月下旬〜10月中旬にタネを播きます。直根性でタネが大きく、発芽後の生育もよいので直まきがよいですが、すぐに播くところがない場合は、3〜4号のボリポットに播いて育てても大丈夫です。

タネの皮が堅くて水を吸いにくいので、一晩水につけてから播くと発芽がよくなります。覆土は5mmほどにします。

直まきの場合は、30cmの間隔で2〜3粒づつ播きます。発芽後、しっかりした苗を1本残して、他は間引きします。ポットに播く場合も、2粒ほど播いて育てた後、苗の育ちを見てよい苗を1本残します。

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど混ぜて耕しておきます。

ポットに根が回ってきたら花壇に定植します。苗の生育がよいので、遅れないようにします。

植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

カサバルピナスの花

株間

株が大きくなりますので30pほどにします。

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

日常の管理

花後に大きなタネが付きますので、株が弱らないよう早めに取り除きます。翌年も育てる場合は、必要なタネを取っておきます。

冬の管理

耐寒性は比較的強く、温暖地では霜除けをしなくても大丈夫です。

肥料

生育がよいので、あまり多肥にする必要はありません。特にチッソ肥料を多く与えすぎないようにします。

病気・害虫

特にはありません。

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