カンナ

‘タリスマン’の花
写真 ‘タリスマン’
撮影時期 2014.6.8
栽培状況 庭植え

科名

カンナ科

属名

カンナ属

学名

Canna hybrid

園芸分類

春植え球根

別名

ハナカンナ

原産地

熱帯〜亜熱帯

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜10月

【カンナについて】

カンナは、カンナ科カンナ属の春植え球根です。その名前は、属名の Canna からきていますが、この属名は、ギリシャ語の kanna(アシ、ヨシ)が語源で、カンナの茎がアシの茎に似ていることに由来すると言われています。

耐暑性が強く、夏の代表的な花のひとつですが、花は6月には咲き始めます。丈夫で、大株になりますので見かける機会が多い花です。

カンナの色は全体に派手な色彩が多く、赤い花がぴったりくるような気がしますが、花色は豊富で、黄色やピンク、そして、複色花もそれぞれ魅力があります。

なお、カンナは、球根を植えつけるのが一般的ですが、タネも販売されていて、タネから容易に育てることができます。

【栽培メモ】

暑さに強いのは勿論ですが、寒さにも比較的強く、庭植えで冬を越しています。

植えっぱなしで年数が経つと、株が次第に広がってきましたが、株分けしても植える場所がないのが残念でした。

【カンナの概要】

カンナの花

草丈

高性種は背丈ほどになります。矮性種は60〜80pほどです。

赤と黄色が主体になった花色ですが、白、クリーム色、ピンク、複色花などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性が強くありませんので、寒地では掘り上げる必要があります。暖地の場合は、掘り上げなくても、土寄せしておけば冬を越すことができます。ただし、最近の温暖化のせいでしょうか、私の住んでいる香南市野市町周辺では、何もしなくても全く問題なく冬を越しています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Canna・・・・・ギリシャ語の kanna(アシ、ヨシ)が語源です。

hybrid・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

たくさんの品種がありますが、その一部を紹介します。

‘クレオパトラ'

黄色に赤の複色花です。草丈は70pほどです。

‘ファイアーバード'

鮮やかな赤色、草丈70pほどです。

‘タリスマン'

濃黄色で、中心が赤色の品種です。草丈は1.5mほどの高性種です。

‘ゴールトドリーム'

濃黄色で、草丈40pのやや矮性品種です。

‘ゴールデンルシファー'

黄色に赤の複色花、草丈40pのやや矮性品種です。

‘トロピカルシリーズ'

「タキイ種苗」から出ているタネから育てるカンナで、各色の花色があります。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 日当たりのよいところで栽培することが基本です。

※ 関東以西の温暖地では、植えっぱなしにできます。

タネ播き

タネの発芽適温は22〜25度ですので、4月中旬〜5月にポリポットに直接播きます。覆土は1cmほどにします。

植え付け

株が大きくなりますので、庭植えに向いていますが、矮性種であれば、大き目の深鉢でも栽培できます。

球根の植えつけは、暖かくなる4月中旬〜5月に行います。覆土は、球根の上に5pほど土が被る程度にします。

花壇に植える場合は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(バーク堆肥)と化成肥料を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

タネを播いて育てた場合は、ポリポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

カンナの花

鉢植えの用土

鉢植えの用土は、市販の草花用培養土、若しくは赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所

日当たり、水はけのよい場所が適地です。日当たりがよくないと、よい結果が得られません。

株間

庭植えの場合は、株がだんだんと大きくなりますので、40〜50p程度と広く取ります。鉢植えの場合は、8号鉢に1球を目安にします。

植え替え

花壇に植えた場合、暖地では、植えっぱなしにできますので年々球根が横に広がっていきます。その結果、やがて増えすぎてしまいますので、そのときは、掘り上げて植え替えることになります。

寒さの厳しいところは、毎年掘り上げて植え替えます。分球するときは、植え込み時に1球に1〜2芽つけて分けます。

根がよく張りますので、鉢植えは毎年植え替えます。

日常の管理

カンナは乾燥を嫌いますので、鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。庭植えの場合は、ほとんど必要ありませんが、夏場、晴天が続いて庭土の乾燥がはなはだしい時は、水やりをします。

カンナの花

休眠期の管理

寒地では、霜の降りる前に掘り上げ、分球せず、凍らない場所で保管します。

暖地では、盛り土をしておけば、掘り上げなくても冬を越します。

ふやし方

植え替えの時に、分球して増やすことができます。

肥料

元肥として緩効性の化成肥料を与えます。多肥を好みますので、6月から9月にかけて月に1回追肥をします。

花壇に植えっぱなしの場合は、芽の出る頃と6月から9月かけて同様に追肥するとよく咲いてくれます。

病気・害虫

ウイルス病にかかることがあります。

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