カンナ |
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【カンナについて】 |
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カンナは、カンナ科カンナ属の春植え球根で、流通している園芸品種は、カンナ属の種間交配種です。その名前は、属名の Canna からきていますが、この属名は、ギリシャ語の kanna(アシ、ヨシ)が語源で、カンナの茎がアシの茎に似ていることに由来すると言われています。 耐暑性が強く、夏の代表的な花のひとつですが、花は6月には咲き始めます。丈夫で、大株になりますので見かける機会が多い花です。 カンナの色は全体に派手な色彩が多く、赤い花がぴったりくるような気がしますが、花色は豊富で、黄色やピンク、そして、複色花もそれぞれ魅力があります。 なお、カンナは、球根を植えつけるのが一般的ですが、タネも販売されていて、タネから容易に育てることができます。 【栽培メモ】 暑さに強いのは勿論ですが、寒さにも比較的強く、庭植えで冬を越しています。 植えっぱなしで年数が経つと、次第に株が広がってきましたが、株分けしても植える場所がないのが残念です。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【カンナの概要】 |
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草丈 高性種は背丈ほどになります。矮性種は60〜80pほどです。 花 赤と黄色が主体になった花色ですが、白、クリーム色、ピンク、複色花などがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が比較的あるとはいえ、寒地では掘り上げる必要があります。温暖地の場合は、掘り上げなくても、盛り土をしおけば冬を越すことができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Canna・・・・・ギリシャ語の kanna(アシ、ヨシ)が語源です。 generalis・・・・・「一般的な」、「通常の」 |
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【主な種類と品種】 |
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たくさんの品種がありますが、その一部を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 日当たりのよいところで栽培することが基本です。 ※ 関東以西の温暖地では、植えっぱなしにできます。 タネ播き タネを播いて育てる場合は、発芽適温が22〜25度ですので4月中旬〜5月に3号のポリポットに直接播きます。覆土は1cmほどにします。 植え付け 株が大きくなりますので、庭植えに向いていますが、矮性種であれば、大きめの深鉢でも栽培できます。 球根の植えつけは、暖かくなる4月中旬〜5月に行います。 花壇に植える場合は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 タネを播いて育てた場合は、ポリポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 鉢植えの用土 鉢植えの用土は、市販の草花用培養土、若しくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 球根の上に5pほど土が被る程度にします。 植え場所、置き場所 日当たり、水はけのよい場所が適地です。日当たりがよくないと、よい結果が得られません。 株間 花壇に植える場合は、株がだんだんと大きくなりますので、40〜50p程度と広く取ります。鉢植えの場合は、8号鉢に1球を目安にします。 植え替え 花壇に植えた場合、温暖地では植えっぱなしにできますので、年々球根が横に広がっていきます。その結果、やがて増えすぎてしまいますので、そのときは掘り上げて植え替えることになります。 寒さの厳しいところは、毎年掘り上げて植え替えます。分球するときは、植え込み時に1球に1〜2芽つけて分けます。 根がよく張りますので、鉢植えは毎年植え替えます。 日常の管理 カンナは乾燥を嫌いますので、鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。花壇に植えた場合は、ほとんど必要ありませんが、夏場、晴天が続いて庭土の乾燥がはなはだしい時は水やりをします。 休眠期の管理 寒くなってくると地上部が枯れてきます。温暖地では、枯れた茎を株元近くから切り捨て、その上から10〜20cmほど盛り土をしておけば、掘り上げなくても冬を越します。 寒冷地では、霜の降りる前に掘り上げます。分球はせず、段ボールにビニールなどを敷いてからバーミキュライトを入れ、その中に球根を埋めて、暖かい凍らない場所で保管します。 鉢植えの株は、鉢に植えたまま霜の当たらない土間などに置いて春まで保管します。 ふやし方 植え替えの時に、分球して増やすことができます。 肥料 元肥として緩効性の化成肥料を与えます。多肥を好みますので、6月から9月にかけて月に1回追肥をします。 花壇に植えっぱなしの場合は、芽の出る頃と6月から9月かけて同様に追肥するとよく咲いてくれます。 病気・害虫 ウイルス病にかかることがありますが、この場合は処分するしかありません。 |
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