カラー(湿地性) |
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【カラー(湿地性)について】 |
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カラーは、大きくはここで取り上げている湿地性のカラーと畑地性のカラーに分けることができます。園芸としては、色のカラフルな畑地性カラーがよく栽培されています。とはいえ、湿地性のエチオピカ(Z. aethiopica)の白花が川縁に咲いているのもなかなか風情があります。 同じカラーでありながら、湿地性と畑地性では栽培方法が異なります。オランダカイウとも呼ばれる湿地性のエチオピア種は、南アフリカのケープ地方が原産で、水辺などの湿地を好む半面、乾燥を嫌います。 【栽培メモ】 庭植えで栽培する適当な場所がありませんでしたので、鉢植えで育てることにしました。まずまずの生育でしたが、花が咲くところまでいきませんでした。来年に期待しています。 |
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【カラー(湿地性)の概要】 |
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草丈 1mほどになります。 花 純白の大輪の花が咲きます。また、炎苞に緑色の部分が入る品種があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり温暖地では戸外で冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Zantedeschia aethiopica 学名の説明 Zantedeschia・・・・・19世紀のイタリアの植物学者 Zantedeschi への献名 aethiopica・・・・・「エチオピアの」 |
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【主な種類と品種】 |
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仏炎苞に緑色の部分が入る ‘グリーンリリー’ などの品種があります。 | |||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 鉢やプランターで育てる場合は、腰水で育てると管理が楽です。 植え付け 湿地性のカラーも湿り気のあるところであれば庭植えができますし、鉢やプランターに植えて楽しむこともできます。植えつけの適期は、3月ごろです。 鉢植えの場合は、6〜7号鉢に植えつけます。 鉢植えの用土 用土は、水持ちのよい用土を使います。田土が手に入ればそれを使ってもかまいませんし、赤玉土に、バーミキュライトやピートモスを混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 鉢やプランターに植える場合は、球根の頭が鉢土と同じ高さぐらいになるように植えつけます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりがよく、湿り気が保てるような場所に植えつけます。 鉢やプランターに植えている場合は、夏場以外は日当たりのよいところで育てます。 植え替え 庭植えの場合は、植えっぱなしにできます。株が混みあって来たら分球を兼ねて植え替えます。 鉢やプランターに植えている場合は、毎年、若しくは2年に1回程度、新しい用土に植え替えるようにします。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、成育期間中は水切れを起こさないように腰水で育てると管理が楽です。 腰水栽培のときは、受け皿の水を入れ替えを怠らないようにします。 庭に植えた場合は、晴天が続き、地面が乾燥してきたらたっぷりと水やりをします。 夏の管理 鉢やプランターで育てている場合は、夏が来たら午前中は半日陰になり、午後は日陰になるところに置きます。 また、真夏は明るい日陰に置くようにします。置き場所の環境から、腰水の水温が上がり過ぎる場合は、球根が腐る恐れがありますので、腰水は中止します。 冬の管理 耐寒性がありますので、関東以西の温暖地では、毎年掘り上げる必要はありません。冬が来たら腐葉土(又はバーク堆肥)を株の周囲に敷いておきます。 鉢やプランターに植えている場合は、植えっぱなしのまま、腰水栽培を止めて、霜の当たらない暖かいところで春まで育てます。冬場も乾燥させないようにします。 ふやし方 植え替えの時に、分球して増やすことができます。 肥料 庭に植えている場合は、特に肥料は必要ありません。 鉢やプランターで育てる場合は、芽が出たときと、花後に液肥を与えます。 病気・害虫 それほど被害を与えるものはありません。 |
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