オルトシフォン・ラビアツス

オルトシフォンの花
写真 オルトシフォン・ラビアツス
撮影時期 2017.10.1
栽培状況 庭植え

科名

シソ科

属名

オルトシフォン属

学名

Orthosiphon labiatus

園芸分類

宿根草

別名

ピンクセージ

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

9月〜11月

【オルトシフォン・ラビアツスについて】

オルトシフォン・ラビアツスは、ネコノヒゲの仲間ですが、花を見る限りでは、同じ属とはなかなか気がつきません。ピンクセージという別名のように、セージの仲間のような印象を受けます。

暑さにはとても強く、暖かくなってくると生育が旺盛になり、株も大きくなります。耐寒性は、強いとでは言えませんが、ネコノヒゲよりは耐寒性があり、関東以西の温暖地では、霜除けをすれば庭植えで冬を越します。

【栽培メモ】

プランターに植えていた株が、地中に根を張ったため取り込むことができず、そのまま戸外に置いてあったところ、なんとか冬を越すことができました。ただし、私の住んでいる香南市野市町での事例で、その年は暖冬であったことも影響していると思われます。

冬を越した株はとても大きな株になり、たくさんの花をつけました。

【育て方は下へ ↓ 】

【オルトシフォン・ラビアツスの概要】

草丈

切り戻しをして、育てると50〜60cmほどの高さに収まりますが、その分、株は横に広がります。

開花株を購入した翌年は、開花が9月になりますが、秋おそくまで長く咲きます。

オルトシフォンの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強く、耐寒性はそれほど強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Orthosiphon・・・・・ギリシャ語の ortho(真っすぐ)+ siphon(管)が語源です。

labiatus・・・・・「唇形の」

【主な種類と品種】

オルトシフォン属では、ネコノヒゲと本種が栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 草丈が高くなりますので、切り戻しをして育てます。

植え付け

耐寒性がやや弱いので、通常は、鉢植えで育てます。関東以西の温暖地では、霜除けをすれば庭植えが可能です。

園芸店やホームセンターなどには、秋口に開花株が出回ります。購入した株の鉢が小さくて根詰まり気味のときは、根鉢をあまり崩さないようにして、一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。

秋に購入した開花株を庭に植える場合は、すぐに庭に植えると十分に根を張らず、霜除けをしても寒さに耐えられないことがあります。ですので、鉢植えにして暖かいところで冬を越させ、春に植え付ける方が安全と言えます。

オルトシフォンの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢やプランターに植えた場合は、根がよく張りますので毎年植え替えをしないと根詰まりになってしまいます。

鉢から抜いて、表土と根鉢の半分ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、鉢植えの場合は、鉢土が乾きすぎないようにします。特に、夏場の水切れには注意します。

草丈が高くなってきたら、株の状況を見て切り戻しをすると、枝数が増えて花がよく咲きます。

冬の管理

耐寒性がそれほどないので、温暖地以外は、冬が来る前に切り戻しをしてフレームなどに取り込みます。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら軽く水やりをします。

関東以西の温暖地では、霜に当てなければ軒下でも大丈夫と思われます。

庭植えにした場合は、根がよく張って鉢には取り込めなくなりますので、霜除けをします。

肥料

開花期間が長いので、鉢植えの場合は、生育期間中、定期的に緩効性の固形肥料を置肥するか、10日〜2週間に1回液肥を与えます。

庭植えの場合は、春と秋に緩効性の肥料を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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