オオチョウジガマズミ |
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【オオチョウジガマズミについて】 |
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オオチョウジガマズミは、長崎県の対馬と朝鮮半島が原産のレンプクソウ科ガマズミ属の落葉中木です。花も美しいですが、香りがとてもよいことからよく栽培されています。なお、チョウジガマズミ(V. carlesii var. bitchiuense)は、本種の変種で岡山県などに分布しています。こちらもよい香りを持っています。 オオチョウジガマズミは、香りがよいことから海外でも人気があり、主にヨーロッパで品種改良や種間交配による育種が行われ、園芸品種もつくられています。 【栽培メモ】 種間交配種のカールセファラムは、成育が早く、毎年剪定をして、比較的狭いスペースでよく咲いています。やはり甘い香りは素晴らしく、遠くまでよい香りが漂います。一方、‘オーロラ’の成長は、比較的ゆっくりのように思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【オオチョウジガマズミの概要】 |
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樹高 1.5〜2mほどの落葉中木です。 花 つぼみは濃桃色ですが、開花すると淡いピンクを帯びた白花になります。園芸種は「主な種類と品種」を参照してください。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり北海道以外では植栽が可能とされています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Viburnum・・・・・この属の植物の古ラテン名を属名にしたものです。 carlesii・・・・・19世紀の韓国のイギリス副領事で、植物コレクターの William Richard Carles への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 通常の剪定は花後に行います。 植え付け 11〜12月、2〜3月が植え付けの適期です。植え付けて3年ほど経つと樹勢が強くなってきますので、通常は庭植えで育てます。 苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付け後はたっぷりと水やりをし、風で苗木がぐらつかないよう支柱をしておきます。 植え場所 日当たりのよいところに植え付けますが、半日陰でもかまいません。 剪定 全体に大きくなりすぎたり、枝が伸びすぎて樹形が乱れたときは剪定を行います。 花芽が夏ごろにはでき始めますので、通常の剪定は花後に行います。 冬の剪定は、伸びすぎた枝や混みあった枝などを軽く剪定しておきます。この時期に強剪定をすると翌春の花は期待できません。 肥料 庭に植えた場合は、1月ごろに有機質肥料を寒肥として与えます。 病気・害虫 それほど大きな被害を与えるものはありませんが、たまにカイガラムシやウドンコ病が発生することがあります。 |
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