オスマンサス・デラバイ

オスマンサスの花
写真 オスマンサス・デラバイ
撮影時期 2017.3.28
栽培状況 庭植え

科名

モクセイ科

属名

モクセイ属

学名

Osmanthus delavayi

園芸分類

常緑低木

別名

春咲きギンモクセイ

原産地

中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【オスマンサス・デラバイについて】

オスマンサス・デラバイは、中国原産のモクセイ科モクセイ属の常緑低木です。モクセイ属のキンモクセイギンモクセイヒイラギなどは秋に花が咲くのに対して、デラバイは、春に花が咲きます。よい香りを持っている点は、他のモクセイ属と同様です。

オスマンサス・バークウッディという種類も流通していますが、これはデラバイの交配種で、同様に春咲きです。どちらも、枝の伸びはゆっくりです。

【栽培メモ】

以前に、鉢から下ろして庭植えにした株が夏が来る頃に枯れてしまいましたが、その後で購入した株も、夏には元気がなくなりましたので、耐暑性が少し弱いのかもしれません。

あるいは、十分に根の張ってない状態で、急いで庭に植えたのが悪かったのかもしれません。

【育て方は下へ ↓ 】

【オスマンサス・デラバイの概要】

オスマンサス・デラバイの花

樹高

1.5〜2mほどになります。

よい香りを持った小さな白花が密に咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐暑性がやや弱そうです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Osmanthus・・・・・ギリシャ語の osme(香気)+ anthos(花)が語源です。

delavayi・・・・・イエズス会の宣教師で植物学者の Pierre Jean Marie Delavay への献名

burkwoodii・・・・・20世紀のイギリスの育種家 Albert Burkwood への献名

【主な種類と品種】

デラバイ
O. delavayi

中国原産で、春に白い花が咲きます。よい香りをもっています。

バークウッディ
O. x burkwoodii

デラバイの交配種と言われています。こちらも春に白い花が咲きます。よい香りをもっているのも同様です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えは、夏場は半日陰で風通しのよいところに移します。

植え付け

ゆっくりと枝を伸ばしていきますので、庭植えのほか鉢植えで楽しめます。植え付けは、春又は秋に植え付けます。

庭に植える場合、苗木が小さいときは、いきなり庭に植えるよりも、少なくても1年は鉢植えで育て、しっかりした苗木にして植え付けた方が失敗が少なくなります。

植え付けの際は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

オスマンサスの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けますが、夏の西日が当たるようなところは避けた方がよいと思われます。

鉢やプランターで育てる場合は、秋から春の間は日当たりのよいところに置きます。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、少し多めに古い土を落として植え替えます。

夏の管理

鉢植えは、半日陰で風通しのよいところに移します。

剪定

枝が短く、密な樹形となります。生育がゆっくりですので、植え付けてしばらくは強めの剪定は必要ありません。

伸びすぎて樹形を乱しているような枝は、花後に切り詰めます。花芽が8月頃にできますので、それ以降に剪定をすると花芽まで切ることになりますので注意します。

肥料

庭植えは、2月ごろに有機質肥料を寒肥として与えますが、窒素分は控えめにします。

鉢植えは、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

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